高校バスケ界NO1ダンカーJimma Gatwech


ザイオン・ウィリアムソンがジュニア(高2)のシーズンにスーパーダンカーとして脚光を浴びてから早2年近く。その後のザイオンの活躍は皆さんもご存知の通りで、デューク大進学からドラフト1巡目1位でのNBA入りとスターダムをあれよあれよという間に駆け上がりました。

今年の高校バスケ界にもプロ顔負けのダンカーが豊作。抜群のボディバランスを誇るウイングのジェイレン・グリーンや、どんな体勢からでもダンクに持ち込むことの出来るグレッグ・ブラウンはダンクだけでなく、実力でも学年トップクラスの選手として知られます。多くの優秀なダンカーが溢れる高校バスケ界ですが、ダンクだけに限って言えば、今年のベストダンカーはJimma Gatwechに間違いないでしょう。

Jimma Gatwech



Gatwechは今年高校の最上級生となるclass of 2020のウイングで登録身長は190.5cm-193cm程。元々は class of 2019の選手でしたが、class of 2020に学年変更をしています。アンドリュー・ウィギンス、マイルス・ブリッジス、ジョッシュ・パーキンス等を輩出した高校屈指の強豪チームHuntington Prepに所属しています。驚異的な跳躍力とダンクスキルを持つ選手ですが、大手ランキングサイトではランクインならず。それでもD1のLSUやウェスタンケンタッキー大からオファーを受けています。

昨季のシーズン中から試合中にレッグスルーダンクを叩き込み、高校バスケ界屈指のダンカーと認識されてきたGatwechですが、彼の名を世界中に轟かせたのは先日のAAUの試合で決めた子のダンクでしょう。

2016年のNBAオールスターでのダンクコンテストでアーロン・ゴードンが成功させたダンクと同様に両足の下を通すダンクを試合中に成功させ、その動画は一躍SNS上で拡散されました。パワフルなダンカーというよりも、ザック・ラヴィーンの様なシャープなタイプのダンカーで、現段階でNBAのダンクコンテストに参加したとすれば、高い確率で優勝を飾るだけの実力を持ちます。

ダンク以外の面ではまだまだ発展途上で、ハンドリングやアウトサイドシュートは要改善。有望選手ひしめくHuntington Prepでは、ダンク以外では目立つ存在では無い模様。カレッジでの成長次第では、NBAで彼のダンクを見られる日が来るかもしれません。

コメント