コール・アンソニーはやっぱり良いよ

さてっ、NCAAの開幕まで約1カ月。公式練習も解禁になり、徐々にカレッジバスケモードに。公式戦までは時間がありますが、ESPN Playerでは有名校のファン公開イベント(選手がダンスしたり、紅白戦、ダンクコンテストなんかをするアレ)も見ることが出来ます。

高校NO1ガードのコールアンソニーが加入したノースカロライナ大(UNC)の公開イベント、”Late Night With Roy”も視聴可能。この” Roy(ロイ)” はUNCのヘッドコーチ、ロイ・ウィリアムスから。御年69歳のロイお爺ちゃんは選手達に混ざって可愛らしいダンスも披露。

っという事でLate Night With Royの紅白戦(って言ってもブルー対ホワイトだけど)での各選手の雑感です。


コール・アンソニー

やっぱりこの子は一際目立つ。高校バスケ界のカリスマはカレッジバスケでも一味違います。試合開始早々にスクリーンを使って、狭いスペースの中からディープ3を沈め、すぐさま2本目の3も決め、シュート精度の高さを見せつけます。

トランジションでは判断も早く、ポンポンとパスを捌き、アップテンポなリズムを創り出しました。

印象的な活躍を見せたものの、シュートセレクションには懸念も。カレッジでは高校時代の様に簡単にディフェンスを抜き去る事が出来ず、タフショットが目に付きました。サイズ不足に関しても、ネックになりそう。

クリスチャン・キーリング

シャーロットサザン大からの転校生。昨季は平均18.7得点3PT成功率38.0%と実績十分な実力派。

この試合でもドライブに3PTにとアグレッシブに得点を狙う姿勢が印象的。昨季の平均得点上位5人の全てがチームを去ったUNC。得点力不足が懸念される中、キーリングはオフェンスの中心としてアンソニーをサポートしてくれるはず。

アルマンド・ベイコット

IMGアカデミーで全米制覇も経験したマクドナルドオールアメリカン。思っていた以上に機動力が高く、ディフェンスでブロックを量産。身体も強く、ゴール下で存在感を発揮してくれています。

オフェンススキルは乏しく、まだまだ時間が掛かりそうかな。試合序盤に放ったベースライン寄りのミッドレンジはリングにも当たらず…

オフェンス力不足を考慮しても、スターティングラインナップ入りでほぼ間違い無いでしょう。

リーキー・ブラック

今年ソフォモア(2年生)になるウイング。特別秀でた何かを持っている選手ではないけれど、ハンドリングも出来て、パスも出せる器用な選手。
アンソニーのバックアップPG不在という今季の課題を解決してくれるのは、ブラックかもしれません。

1-3番までをこなせる万能な選手で、僕は今季のブレークを予想しています。


今年シニア(4年生)になるブランドン・ロビンソン、昨季もスターターだったジュニア(3年生)のギャリソン・ブルックスは安定した貢献が計算出来ます。この試合では大人しかったウィリアム&マリー大から転校生、ジャスティン・ピアースは高い身体能力を誇り、オフェンスでの起爆剤となれる選手。

実力派のベテランが揃うUNCですが、チームの中心はやっぱりアンソニー。自ら得点機会を創り出すことの出来る選手が限られるチームで、彼のリードがチーム浮沈のカギを握るでしょう。

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