NBAドラフト2020:ラメロ・ボールはやっぱりドラフト1位候補
No doubt about it, LaMelo Balled out in Round 6⃣#NBL20 By the Numbers powered by @LaTrobeFin 💯 pic.twitter.com/swC7mbwizm— NBL (@NBL) November 10, 2019
ラメロ擁するホークスは1勝6敗でリーグ最下位。苦戦が続く中ビリから2番のケアンズタイパンズと対戦。ラメロは24得点9アシスト7リバウンドとNBL入り以降でベストなパフォーマンス。101対91でホークスに2勝目をもたらした。
アーロン・ブルックス離脱がプラスに作用
ホークスに所属していた元NBAプレーヤー、アーロン・ブルックスが怪我でシーズン全休の見込。ホークスのハンドラーはラメロとブルックスの2人だったが、これでラメロがオフェンスの中心に。ブルックスは1対1に強さを見せたが、ボールを独占する傾向が強かっただけに、ラメロの成長にはプラスになりそう。
ここまでシーズンを通して3PTが絶不調でシューティングスランプが続くラメロだが、この試合は序盤からシュートが好調。3PT5/11でキャリアハイの24得点。ゴール近辺のフィニッシュ精度は決して高くは無いけれど、フィジカルコンタクトを嫌がらなくなっているのは好印象。ここまでFG成功率は低調が続いたが、ボールを持つ時間が増加したことで、改善が見込まれる。
シュートが当たるとディフェンスの注意もラメロに向き、彼の視野の広さや創造性の高いパスセンスが更に輝きを放つ。ピック&ロールからゴール下に何気なくビハインドザバックでアシストを通したのはラメロらしいプレーだった。彼のプレーは変に気合の入っていない所が良いなと。高校生の頃は相手をおちょくる様なプレーも見られたけれど、今は程よく力の抜けたプレーをしていて、そこに恐ろしいまでのセンスを感じている。平均アシストは6.11で目下NBLで2位。ブルックス不在の今、7.5本で1位を走るスコット・マチャドを抜き去る事も不可能ではないだろう。
ディフェンスに難ありと周囲に言われてきたラメロだが、NBLでは全くそんな不安を感じさせない。元々ラメロがディフェンスをしないという悪評は彼の所属高校のスタイルからも来ている風評被害的な所もあったのだから、ちゃんとしたコーチに出会えば改善する余地は大いにあった。次のプレーを予想する勘に優れている事もあり、平均スティール1.89はリーグ首位と優れた数字。
ラメロが2020年のドラフト上位候補に上げられる様になってから、ラメロ推しの私ですら流石にそれは評価が高すぎると懐疑的ではあったけれど、これだけのプレーが出来るならば立派な1位指名候補。今の所、来年のドラフト1位指名候補はラメロ、ノースカロライナ大のコール・アンソニー、メンフィス大のジェームス・ワイズマン、ジョージア大のアンソニー・エドワーズが抜きんでているなというのが印象。問題児とされたラメロ・ボールの快進撃が続いている。
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