Montverdet対IMG、高校バスケ頂上決戦に田中力も出場

高校バスケ界屈指のタレントを集めるMontverdeアカデミー(MVA)とIMGアカデミー(IMG)。昨季も全米招待準決勝で対戦し、IMGが1点差で勝利。IMGはそのまま全米王者へと駆け上がった。MVAもIMGも多くの有力転校生が加入し、今季は昨季以上の豪華メンバーが揃った。両校の今季のロスターから複数の選手がNBA入りを果たすことは間違いないだろう。

フロリダで開催された招待トーナメント、City of Palms Classicの決勝でMVAとIMGの今季初対決が実現。実質的な全米高校バスケ頂上対決と呼べる試合は63-55でMVAが勝利。次回の両校の対戦は1月19日に予定されている。

MVAが無敗を維持


序盤主導権を握ったのはIMG。エースでテネシー大にコミットしているジェイデン・スプリンガーが得点を重ね、1Qを13-9でリードする。ここまでシーズン全てのQで対戦相手を上回ってきたMVAがリードを許しQを終えたのは今季初めてだった。

2Q に入るとMVAが落ち着きを取り戻す。オフェンスでボールがよく回り、IMGを逆転。2Qを30-25でMVAがリードして終える。MVAにはアンセルフィッシュでパッシングスキルの高い選手が揃い、スター軍団ながらチームオフェンスを展開。一方のIMGは個の力に頼る面が大きく、オフェンスが途切れてしまった。

リズムを取り戻したMVAは後半もリードを維持。2桁のリード奪い優位に試合を進める。終盤にIMGが意地を見せ追走するも63-55でMVAがCity of Palmsを制した。多くのNBA候補生を擁する高校バスケの2大勢力による頂上決戦第1弾はMVAに軍配が上がった。MVAと比較すると個々の技術もチームとしてもIMGは粗削りな印象が拭えず。次戦までのIMGの成長が期待される。この試合ではIMGで1番の注目株でデューク大コミットのジェイレン・ジョンソンが不在。彼が戻りIMGがフルメンバーとなれば、試合の結果も変わるかもしれない。

MVAではフロリダ州立大コミットのスコッティ・バーンズが15得点12リバウンド5アシストでチームを牽引。7得点6リバウンドで不発に終わったエースのケイド・カニングハムをカバーした。ソフォモアのダリク・ホワイトヘッドもアグレッシブなオフェンスで12得点を記録し、チームを勢いに乗せた。

IMGではジェイデン・スプリンガーが16得点でゲームハイの活躍。日本期待の田中力も終盤に起用され、3得点を獲得。ハードなディフェンスで存在感を見せた。

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