NBAドラフト2020:やっぱりシニアは捨てがたい
フレッシュマンが小粒な今季は、即戦力となる実力派のシニアへの期待が高まります。
年齢の高い分、青田買い市場であるドラフトでの指名順位は落ちますが、カレッジでの4年間を通して成長を見せてきたシニアはやはり魅力的。
伸びしろが若い下級生よりも小さいと思われていますが、カレッジでの成長の実績がある分、下級生よりも成長の可能性が高いという見方も出来ます。
今回はウッデン賞候補に選ばれたシニア7人のまとめです。
Basketball Without Bordersで才能を見出され、高校からアメリカに渡っている。シニアですが、ルックスに反してドラフト時点でまだ20歳と学年の割に若い年齢はドラフト評価においてはプラスに働くでしょう。
過去3シーズン全てでFG成功率は70%越えでプレーエリアは狭いがペイントエリアでは圧倒的な存在感を発揮。カレッジキャリア通算でのFG成功率74.9%は歴代No1の数字です。その分FT成功率は44.1%と非常に残念な数字ではありますが..。
昨季は平均10.5リバウンド2.6ブロックを記録し、NABC最優秀ディフェンシブ選手賞を受賞しています。
プレースタイルは古典的なビッグマン。機動力不足や狭いプレーエリアなど懸念事項は少なくありません。指名順位は2巡目となるでしょう。
シューティングエリアを広げることが出来れば、もう少し使い勝手の良い選手になるかもしれません。
サイズは小さく跳び抜けたクイックネスや跳躍力もないが、タフでバスケットボールIQの高いカレッジらしいポイントガード。FG成功率は40%を切りましたが、FT成功率は過去2シーズン連続で80%を超えており、シュート力には信頼がおけます。
伸びしろの大きな選手ではないけれど、スキルは高く2巡目で指名する分にはリスクも小さいプレーヤー。
今年のドラフト候補生にはポイントガードが豊富で、ドラフト指名を受けるには他の候補者と差別化する何かが必要かもしれません。
最大の武器はストライドの大きなステップバックからの3PT。
スモールプレーヤーながらフィジカルコンタクトの技術が高く、自身のスペースを作り容易にシュートを沈めていく。FT成功率は過去3シーズンでの最低が88.9%。
常に激しいディフェンスを受ける為、FG成功率は年々下がっているが、シューティングの精度は間違いなくカレッジNo1でしょう。
一方で得点力を除いてNBAで通用するかは疑問符が付き、ディフェンスは生き残る為の大きな課題。
NBAに定着出来なければ、Bリーグに来てはくれないだろうかと思っていたりします。
ジュニアのシーズン終了後にカンファレンスのMIP賞を受賞しており、キャリアを通じて大きな成長を見せた選手。フィジカルコンタクトに強く、どこからでも得点出来る多彩なオフェンスを見せます。
イメージとして昨季NCAAトーナメントで歴史的な活躍を見せたカーセン・エドワーズに近いでしょうか。
彼もまたNBAレベルでのゲームメイクやディフェンスが課題だが、得点力においてはNBAでも活躍が期待出来るスキルを備える選手でしょう。
今季は得点力、ゲームコントロール共に磨きをかけ、多くの個人賞を受賞。名実共にカレッジを代表するガードとなりました。
技術やバスケットボールIQといった点では非常に優れた選手ですが、身長やクイックネス、跳躍力といった身体的な面はNBA選手としては並以下。
今年のドラフト候補には得点能力の高いシニアガードが充実していますが、ゲームコントロールも出来るという点が彼の魅力。シュートレンジの広さで言えば、彼がNo1でしょう。
スティール、ブロック共に平均1本越えとディフェンシブプレーヤーとしても優秀。インサイドプレーヤーとしてはハンドリングや視野の広さにも優れています。
3PTは大きな課題で要改善。インサイドとしてはアンダーサイズ気味だが強靭な肉体を持ち、どちらのポジションでもキッチリやれる技術と身体的な素質がある。
オールラウンドなスキルを磨けば、NBAでも生き残ることが出来るかもしれない。
ゲームコントロールと得点能力の両面に優れ、ピック&ロールからの展開の巧みさはカレッジ屈指。ピック&ロールを武器に所属カンファレンスであるBig10の通算アシスト記録も更新しています。
得点パターンも多彩でピックからの展開も上手く、非常に完成度の高い選手。懸念事項はクイックなガードへのディフェンスでしょうか。
今季シニアとなる年齢、小さめのサイズはドラフト評価には不利。身体的に突出した所のある選手ではないけれど、確かな技術のある選手。シニアの実力派ガードが充実する今年のドラフト候補の中でも、僕は彼をNo1に推しています。
年齢の高い分、青田買い市場であるドラフトでの指名順位は落ちますが、カレッジでの4年間を通して成長を見せてきたシニアはやはり魅力的。
伸びしろが若い下級生よりも小さいと思われていますが、カレッジでの成長の実績がある分、下級生よりも成長の可能性が高いという見方も出来ます。
今回はウッデン賞候補に選ばれたシニア7人のまとめです。
ユドカ・アズブーキ
スタッツ
ハイライト
カレッジ屈指の守護神
ナイジェリア出身のビッグマン、ユドカ・アズブーキ。Basketball Without Bordersで才能を見出され、高校からアメリカに渡っている。シニアですが、ルックスに反してドラフト時点でまだ20歳と学年の割に若い年齢はドラフト評価においてはプラスに働くでしょう。
過去3シーズン全てでFG成功率は70%越えでプレーエリアは狭いがペイントエリアでは圧倒的な存在感を発揮。カレッジキャリア通算でのFG成功率74.9%は歴代No1の数字です。その分FT成功率は44.1%と非常に残念な数字ではありますが..。
昨季は平均10.5リバウンド2.6ブロックを記録し、NABC最優秀ディフェンシブ選手賞を受賞しています。
プレースタイルは古典的なビッグマン。機動力不足や狭いプレーエリアなど懸念事項は少なくありません。指名順位は2巡目となるでしょう。
シューティングエリアを広げることが出来れば、もう少し使い勝手の良い選手になるかもしれません。
アンソニー・カワンJr
スタッツ
ハイライト
メリーランド大を支えた強気な司令塔
4年間に渡り司令塔としてメリーランド大を牽引してきたアンソニー・カワンJr。
サイズは小さく跳び抜けたクイックネスや跳躍力もないが、タフでバスケットボールIQの高いカレッジらしいポイントガード。FG成功率は40%を切りましたが、FT成功率は過去2シーズン連続で80%を超えており、シュート力には信頼がおけます。
伸びしろの大きな選手ではないけれど、スキルは高く2巡目で指名する分にはリスクも小さいプレーヤー。
今年のドラフト候補生にはポイントガードが豊富で、ドラフト指名を受けるには他の候補者と差別化する何かが必要かもしれません。
マーカス・ハワード
スタッツ
ハイライト
カレッジNo1のスコアラー
カレッジ屈指のスコアリングガードとしてその名を轟かせてきたマーカス・ハワード。昨季はマーケット大及び所属カンファレンスの通算得点記録を更新しています。最大の武器はストライドの大きなステップバックからの3PT。
スモールプレーヤーながらフィジカルコンタクトの技術が高く、自身のスペースを作り容易にシュートを沈めていく。FT成功率は過去3シーズンでの最低が88.9%。
常に激しいディフェンスを受ける為、FG成功率は年々下がっているが、シューティングの精度は間違いなくカレッジNo1でしょう。
一方で得点力を除いてNBAで通用するかは疑問符が付き、ディフェンスは生き残る為の大きな課題。
NBAに定着出来なければ、Bリーグに来てはくれないだろうかと思っていたりします。
マイルス・パウエル
スタッツ
ハイライト
カレッジ屈指の爆発力を誇るスコアラー
昨季絶好調だったシートンホール大の絶対的エース、マイルス・パウエル。
爆発力の高いスコアリングガードで、シーズン3戦目の対ミシガン州立大戦では37得点を叩き出し、シーズン中にシートンホール大史上5人目となる通算2000得点も達成しています。
ジュニアのシーズン終了後にカンファレンスのMIP賞を受賞しており、キャリアを通じて大きな成長を見せた選手。フィジカルコンタクトに強く、どこからでも得点出来る多彩なオフェンスを見せます。
イメージとして昨季NCAAトーナメントで歴史的な活躍を見せたカーセン・エドワーズに近いでしょうか。
彼もまたNBAレベルでのゲームメイクやディフェンスが課題だが、得点力においてはNBAでも活躍が期待出来るスキルを備える選手でしょう。
ペイトン・プリチャード
スタッツ
ハイライト
オレゴン大の絶対的司令塔
入学時から主力を務めるオレゴン大の絶対的司令塔。1年次にはオレゴン大としては1939年以来となるFinal4進出に貢献しました。今季は得点力、ゲームコントロール共に磨きをかけ、多くの個人賞を受賞。名実共にカレッジを代表するガードとなりました。
技術やバスケットボールIQといった点では非常に優れた選手ですが、身長やクイックネス、跳躍力といった身体的な面はNBA選手としては並以下。
今年のドラフト候補には得点能力の高いシニアガードが充実していますが、ゲームコントロールも出来るという点が彼の魅力。シュートレンジの広さで言えば、彼がNo1でしょう。
ラマー・スティーブンス
スタッツ
ハイライト
アスレティックなオールラウンダー
カレッジ屈指のコンボフォワード,ラマー・スティーブンス。ポストプレーからでもフェイスアップからでも得点の出来るパワフルかつ器用なプレーヤーでペンスステイト大史上3人目となる通算2000得点も達成しています。スティール、ブロック共に平均1本越えとディフェンシブプレーヤーとしても優秀。インサイドプレーヤーとしてはハンドリングや視野の広さにも優れています。
3PTは大きな課題で要改善。インサイドとしてはアンダーサイズ気味だが強靭な肉体を持ち、どちらのポジションでもキッチリやれる技術と身体的な素質がある。
オールラウンドなスキルを磨けば、NBAでも生き残ることが出来るかもしれない。
カシアス・ウィンストン
スタッツ
ハイライト
抜群の完成度を誇るカレッジNo1ガード
昨季MSUをFinal4に導いたカレッジを代表する司令塔、カシアス・ウィンストン。シーズン開幕前から、カレッジ最優秀選手の呼び声が高かったプレーヤーです。ゲームコントロールと得点能力の両面に優れ、ピック&ロールからの展開の巧みさはカレッジ屈指。ピック&ロールを武器に所属カンファレンスであるBig10の通算アシスト記録も更新しています。
得点パターンも多彩でピックからの展開も上手く、非常に完成度の高い選手。懸念事項はクイックなガードへのディフェンスでしょうか。
今季シニアとなる年齢、小さめのサイズはドラフト評価には不利。身体的に突出した所のある選手ではないけれど、確かな技術のある選手。シニアの実力派ガードが充実する今年のドラフト候補の中でも、僕は彼をNo1に推しています。
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