NBAドラフト2021:5つ星ガードのダイシェン・ニックスがGリーグへ

ジェイレン・グリーンアイザイア・トッドに次いで、UCLAに進学を予定していたポイントガードのダイシェン・ニックスがGリーグ入りを表明した。ニックスはESPNランキングで20位にランクされ、マクドナルドオールアメリカンにも選出されている学年を代表するポイントガードの1人だ。

Gリーグがアプローチしていたとされる、グレッグ・ブラウンは先日テキサス大への進学を公表し、Gリーグ入りの高校生も一段落付いたかなと思っていた矢先に、予想外にニックスのGリーグ入りが流れてきた。今後、更にニックスに続く選手が出てくるのだろうか?

プロフィール


氏名ダイシェン・ニックス
カレッジUCLA⇒進学撤回
生年月日2002年2月13日
ESPN
ランキング
20位(2020)
ポジションPG
出身校トリニティ
インターナショナルスクール
(ネバダ州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン
特記事項2019年8月にUCLA進学を公表したが、撤回しGリーグへ。
長所・PGとしては優秀なサイズと強靭なフィジカル
・スムースなハンドリングとリング周辺の決定力
懸念事項・クイックネスや跳躍力は平凡

ハイライト

UCLA進学を撤回し、Gリーグへ

NCAA屈指の歴史を持つ名門UCLAへの進学が決定していたダイシェン・ニックス。マクドナルドオールアメリカンのメンバーにも選出された学年を代表する選手の1人であるニックスは、先にGリーグ入りを表明していたジェイレン・グリーン、アイザイア・トッドに続き、高卒でのGリーグ入りを決めた3人目のプレーヤーとなった。

ニックスはポイントガードとしてはサイズがあり、高校生としてはフィジカルも屈強。近いイメージとしては1回り大きいジェイレン・ブランソンかデロン・ウィリアムス辺りが適切だろうか。

グリーンがESPNランキングで1位、トッドが13位だった中でニックスは20位。グリーンは2021年のドラフト上位候補、トッドは2021年のドラフト1巡目候補だが、ニックスがカレッジに進学していれば、活躍次第では2021年のドラフトにエントリーしてくる可能性も有る選手といった評価に落ち着いていただろう。

ESPNランキングでは、ケイド・カニングハムやジェイレン・サッグス等5人の選手がニックスよりも上位にランキングされている。海外のニュースではニックスを学年No1ガード候補との表現も見られるが、ちょっとそれは誇張かなという印象。

順当に行けば、2021年のドラフトにエントリーするかどうかという評価だったニックスのGリーグ入りは、1年でNBA入りを果たすというニックスの強い意志を感じさせる。

ちなみに、ニックスの報酬は年30万ドルと報じられている。