class of 2021のNo1ガード、ケネディ・チャンドラーはテネシー大へ
今年高校の最上級生となるclass of 2021のNo1ガード、ケネディ・チャンドラーが最終候補5校(ノースカロライナ大、デューク大、メンフィス大、ケンタッキー大、テネシー大)の中から、テネシー大にコミットしました。
テネシー大は2019年入学でジョサイア-ジョーダン・ジェームス、2020年入学でジェイデン・スプリンガー、キーオン・ジョンソンと近年多くの5つ星選手の獲得に成功しています。
2015年からヘッドコーチを務めるリック・バーンズの下、タフで強固なディフェンスを武器に2018年、2019年と2年連続でNCAAトーナメントに出場。2019年にはSWEET16に進出し、強豪校の地位を確立しようとしています。
Kennedy Chandler, ESPN's No. 1-ranked PG in the class of 2021 has committed to @Vol_Hoops 🍊
— SportsCenter (@SportsCenter) August 14, 2020
(@KChandler_1) pic.twitter.com/36YCagBszK
ケネディ・チャンドラー
所属校:サンライズクリスチャンアカデミー(カンザス)
学年:class of 2021
ESPNランキング:12位
ポジション:PG
ハイライト
抜群のクイックネスを誇る正統派ガード
サイズこそ小さいものの、切れ味鋭いクイックネスを誇る古きよき正統派ポイントガードのケネディ・チャンドラー。
昨年の夏には、NIKE主催のAAUリーグ"EYBL"でオレゴン大に進学したヌファリ・ダンテと共に所属チームのモカンエリートをプレーオフ制覇に導きました。
EYBLのプレーオフ決勝では、ジェイレン・グリーン擁するWhy Notを相手に23得点9アシスト6リバウンドを記録。TOも9回と多くのミスも目立ちましたが、1学年上のスタープレーヤー達を相手に回しても支配的なプレーを見せました。
モカンエリートがEYBLを制したのは、トレー・ヤングとマイケル・ポーターJrを擁した2016年以来。AAUとは言え、同じチーム出身でポジションも同じくガードであるヤングがNBAでスターダムを駆け上がっているのですから、自ずとチャンドラーへの期待も高まります。
チャンドラーはヤングと比較するとアウトサイドシュートこそ劣りますが、ディフェンスを切り裂くクイックネス、チームメイトを活かす強気なゲームコントロールは一級品です。(とは言えチャンドラーのシューティングも高水準だったはず。EYBLのサイトが開けずシューティング関係のスタッツが調べられないのですが...)
チャンドラーは今年からカンザスのサンライズクリスチャンアカデミーに転校。(ダンテもここでプレーしていたのでモカンエリートと関係のあるチームの様)
サンライズクリスチャンアカデミーは2019年に高校生年代の全米No1を決めるGEICO Nationalsにも出場した強豪校。大学入学前により高いレベルで更に技術を磨いてくれることでしょう。
進学先のテネシー大はタフなプレーが魅力のチーム。アンダーサイズで華奢なチャンドラーの成長においては良い選択かもしれません。オフェンスでは既に完成度の高い選手ですので、ディフェンスでのタフさが加われば、1つ上のレベルプレーヤーになるはず。(何よりチームカラーのオレンジが似合っているのが良い感じ)
近年はウィング級のサイズでガードをこなす選手が流行りですが、カレッジでチームを勝利に導いているのはカレッジ時点での完成度が高いスモールガードがメイン。チャンドラーの獲得はテネシー大にとっても大きな戦力補強として期待されます。
チームメイトの力を引き出すことの出来る正統派ガードのチャンドラーの獲得は、テネシー大のリクルートにも良い影響を及ぼしてくれるでしょう。
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