大型シューターのケイレブ・ヒュースタンがミシガン大へ

 ESPNランキングでclass of 2021の10位にランクされるケイレブ・ヒュースタン。

昨季圧倒的な強さを誇ったモントバードアカデミーで下級生にして唯一スターティング5に名前を連ねていた大型シューターです。

カナダ出身のヒュースタンは2019年のU16アメリカ選手権にもカナダ代表として出場。大会で2位となる平均22.8得点を記録し、チームを大会準優勝に導きました。

class of 2022から学年変更をしたヒュースタンはミシガン大にコミット。最終候補にはデューク大、アラバマ大、バージニア大の名前も挙がっていました。

今年はミシガン大にコミットしていたアイザイア・トッドがGリーグに進路変更をし、大きなダメージを負ったミシガン大。

ヘッドコーチのジュワン・ハワードにとってこれまでで最高のプレーヤーとなるヒュースタンの獲得はミシガン大にとってこの上ない嬉しいニュースとなりました。

学年屈指の大型シューター


ケイド・カニングハム(オクラホマ州立大)、スコッティ・バーンズ(フロリダ州立大)、デイロン・シャープ(ノースカロライナ大)と3人のマクドナルドオールアメリカンを擁し、"高校バスケ史上最強のチーム"とも呼ばれた昨季のモントバードアカデミー。

その中で唯一の下級生としてスターティングメンバー入りを果たしたのがケイレブ・ヒュースタンでした。

公称6フィート8インチ(203.4cm)の身長を誇るヒュースタンはNBAレベルでも大型のシューター。昨季はカニングハムやバーンズからのパスを高確率でリングに沈め、対戦相手をどん底に突き落としました。

モントバードアカデミーと言えばオールラウンダーの育成に定評のあるチームですが、ヒュースタンは職人気質のシューター。U16ではカナダ代表のスコアリングリーダーとして、自分で得点をクリエイトしていましたが、システムの中でより輝くタイプかなというのが僕の印象。

フィジカルの弱さを懸念されるヒュースタンの成長において、タフでフィジカルなプレーヤーが揃うミシガン大は優れた環境。カレッジでは3&Dタイプのプレーヤーとして活躍してくれるでしょう。

アイザイア・トッドこそ逃したものの、ミシガン大の2020年入学組はビッグマンのハンター・ディキンソン、ヒュースタンのモントバードアカデミーの先輩であるゼブ・ジャクソン等、実力派のプレーヤーが揃います。

ミシガン大は2021年入学組でもヒュースタン含め既に5人のコミットを獲得済。ヒュースタンの他にもESPNランキング100位内の選手が2人も入学の予定で、2021年入学のリクルートは大成功と言えます。

2022年入学組からのコミットはまだありませんが、ヘッドコーチのジュワン・ハワードの息子、ジェット・ハワードはclass of 2022でESPNランキング36位に入る実力者で恐らく彼の入学も堅い。となると、しばらくはハワードがリクルートに悩まされることは無さそうです。

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