ホルムグレン対ベイツ、高校No1争いの行方は?
ESPNランキングでclass of 2021の学年1位にランクされるチェット・ホルムグレンとclass of 2022の1位にランクされるイマニ・ベイツ。
ホルムグレンの所属するミネハハアカデミーのメンバーで構成されるチームシズルとベイツの所属するイプシプレップアカデミーの対戦が早くも実現しました。
ESPNでも放送され、世界中の注目を集めた学年No1の対決はホルムグレンが最上級生の意地を見せ、終盤にステップアップ。チームシズルが78-71で勝利を収め、学年No1による高校No1争いは先輩のホルムグレンに軍配が上がりました。
今年の高校最上級生、class of 2021で学年No1にランクされるチェット・ホルムグレン。
7フッター級の身長に長いウイングスパンを備え、それでいてハンドリングやアウトサイドシューティングに優れるという特異なプレーヤーです。高校に入ってから大きく身長を伸ばし、それまではシューターとしてプレーしていた事が、彼のユニークなプレースタイルを作り出しました。
序盤からサイズと機動力を利したブロックでゴール下に君臨し、オフェンスでは速攻やドライブでスルスルと得点。接戦のまま迎えた試合終盤には攻守にビッグプレーを連続し、最上級生のプライドを示しました。
この日残した31得点12リバウンド6ブロック4アシストはモンスター級の数字。華奢なフィジカルを課題として残しますが、高校レベルでは手の付けられないプレーヤーです。私的には屈強なフィジカルを誇るパワー系ビッグマンとの対戦を見てみたいなと。
ビッグマンながらポストプレーでは無く、アウトサイドシュートやドライブで得点を重ねるスタイルはカレッジやプロでも稀有。新たな”ユニコーン”がNBAで大暴れする日も遠くないでしょう。
ゲームハイの36得点も勝利には届かず
Class of 2022の学年No1プレーヤー、イマニ・ベイツ。
”レブロン・ジェームズ以来最高の高校生プレーヤー”とも称されるベイツは昨季ソフォモア(日本の高1相当)としては史上初となるゲータレード賞を受賞。既に名実共に高校を代表するプレーヤーの1人です。
公称6フィート9インチ(205.7cm)とウイングとしては優れたサイズと高校生とは思えない洗練されたスキルセットを誇り、高校屈指のスコアラーとして猛威を振るいます。
この日のベイツは速攻のダンク、ドライブ、アウトサイドシュートとあらゆる形で得点。
切れ味鋭いハンドリングと長いストライドから繰り出されるドライブでチームシズルのディフェンスを切り裂き、当たりだしたらどんなタフショットでも沈めてしまうシュート力でゲームハイの36得点を叩き出しました。
獅子奮迅のプレーを見せたホルムグレンの活躍の前に勝利をつかむ事は出来ませんでしたが、オフェンススキルの高さを見せつけました。
ホルムグレンと同様にマッチ棒の様なフィジカルは課題。
また、イプシプレップは今季からの新設チームということもあり、試合の終盤にはイージーなミスを連発し、経験不足を露呈。ベイツ自身も存在感を示すことが出来ませんでした。
今季は多くの強豪校との対戦が予定されており、高校トッププレーヤーを相手にそのスキルに更に磨かれていくでしょう。
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