高校No1プレーヤーの有力候補、パオロ・バンケロ
最近バスケットボールのメディアでもちょくちょくアメリカの高校バスケネタが取り上げられる様に。
各学年でESPNランキング1位にランクされるジュニアのイマニ・ベイツやシニアのチェット・ホルムグレンが"高校No1プレーヤー"と紹介されるけれど、ESPNなどのランキングは将来性が大きく加味されているので、現時点での完成度や支配力だけで見れば、順位はちょっと変わってくるかなと。
僕が今年の高校バスケ界でNo1プレーヤーの有力候補の1人と考えているのがパオロ・バンケロ。(苗字はバンケロの方が近い表記かもしれないけれど、本人発音が確認できていないので、暫定的にバンケロで)
ESPNランキングで学年3位にランクされるバンケロは、サイズ的な魅力は薄いけれど、フィジカル、スキル共に仕上がっている完成度の高いプレーヤーです。
充実したスキルが魅力の万能型フォワード
シアトルのオデアハイスクールでプレーするコンボフォワード、パオロ・バンケロ。
ワシントン大で活躍し、WNBAでもプレーしたロンダ・バンケロ(旧姓:スミス)を母に持つサラブレット。父がイタリア系という事で、高校生にして既にイタリアのナショナルチームのメンバーでもあります。
公称6フィート8インチ(203.2cm)の身長はパワーフォワードとしては平凡ですが、強靭なフィジカルと高い運動能力を武器にインサイドでも抜群の支配力を見せます。
高校レベルではインサイドでも際立ったプレーヤーですが、彼の最大の魅力はオールラウンドなオフェンススキル。
巧みなハンドリングスキルを誇り、フェイスアップからのクイックなドライブは高校レベルでは容易に止められるものではなく。その上パススキルやアウトサイドシュートも優れているのですから、ディフェンスはひとたまりもありません。
先日開催されたパンゴスオールアメリカンキャンプでも、全米から集まったトッププレーヤーを相手に、自身でボールをプッシュし、パスを捌き、1対1を仕掛け、1枚も2枚も上手のプレーを披露。フィジカルでもスキルでも圧倒し、チームのMVPに選出されました。
進学先はOne and Done(カレッジで1年プレーしNBAにアーリーエントリー)の名産地デューク大。彼の母親がワシントン大でプレーしていたので、ワシントン大に行くのかなと思っていましたが、NBA入りを考えればデューク大行きは無難な選択。
アウトサイドシュートの精度も着実に成長させているので、カレッジでプレーする事には内外どこからでも点を取り、ゲームメイクもこなすオールラウンダーに成長している事でしょう。
class of 2021はプロ向きなプレーヤーが豊富
今年の最上級生、class of 2021のプレーヤー達は、昨年のclass of 2020のプレーヤー達と比較すると少し小粒な印象を受けますが、バンケロをはじめ、現代的なスキルを備えたプロ向きのプレーヤーが揃います。
元々class of 2021の上位プレーヤーだったジョナサン・クミンガやテレンス・クラークがclass of 2020に学年変更したことが、この学年が小粒に見える要因の1つ。
class of 2022のイマニ・ベイツに学年変更の噂があり、彼がclass of 2021に来れば、学年のスケール感は大きくなるかもしれません。(class of 2020にプレーのスケールが大きく、キャラ立ちした子が揃いすぎているだけかもしれませんが...)
僕は今年の高校バスケ界のNo1プレーヤーは、バンケロかコロナドハイスクールのジェイデン・ハーディかなと僕は思っています。
ハーディは高校トップレベルの爆発力を誇るスコアラーで今季はチェット・ホルムグレンにも勝利済み。
バンケロとハーディの名前は日本ではまだ売れていませんが、2022年のNBAでも上位指名を受ける可能性が高く、今から覚えておいた方が良い名前です。
皆さんが高校No1に推しているプレーヤーを是非コメントに。
JD Davisonはどうでしょうか?
返信削除コメントありがとうございます。
削除彼も開幕から50得点オーバーの猛烈な活躍をしていますよね。
野性的な進学予定のアラバマ大のOB、コリン・セクストンを彷彿とさせます。
こんなネタを書いておきながら、高校No1の定義は私的にも明確なモノは無くてですね...
是非好きな選手を高校No1に推して下さい笑
シーズン終了後の賞レースやオールスターゲームが楽しみです。
class of 2021だとzion harmonが好きです。
返信削除コメントありがとうございます。
削除高校入学前にアンダーの代表に選出されたりと早くから注目されていましたよね。
来年にはもうカレッジなので、この先の活躍も楽しみですね。