そもそもGリーグイグナイトって?という話
さて、このブログでは最近Gリーグイグナイトのネタばかり書いているけれど、そもそも"Gリーグイグナイトとは?"という話はあまりしていなかったなと。
Gリーグイグナイトは今季新設されたチームで、Gリーグによる育成プログラムに参加し2021年のドラフト指名を目指すプレーヤーとベテランプレーヤー達で構成され、GリーグのチームながらもNBAのどのチームとも提携はありません。
ザックリとした概要のみなので、予めご了承を。気になる事などあれば、コメントでツッコミ入れて下さると有難いです。
GリーグのProfessional Pathって?
有望高校生がNCAAディビジョン1のカレッジに進学せず、海外プロチーム経由でNBA入りを狙うというパターンが多々見られる昨今。
NBA傘下のリーグであるNBAGリーグ(以下Gリーグ)も、有望高校生を対象とした育成プログラム、Professional Pathを2019-2020シーズンから開始。
育成プログラムに紐づいたSelect Contractを結んだプレーヤー(以下育成プレーヤー)は、年間12万5千ドルのサラリーに加え、ライフスキル教育等を受けながら翌年のNBAドラフトに備えるという内容だったけれど、2019-2020シーズンに育成プログラムに参加したプレーヤーは0。
その状況を受け、Gリーグは育成プレーヤーに支払われるサラリーを増額し、不明瞭だった育成環境も整えた。
その結果、2020年4月には高校No1プレーヤーの評価を受けたジェイレン・グリーンが育成プログラムへの参加を表明。グリーンに続き、続々と有望プレーヤーが育成プログラムに進み、結果として
ジェイレン・グリーン
アイザイア・トッド
デイシェン・ニックス
ジョナサン・クミンガ
カイ・ソット
プリンシパル・シン
という6人の有望プレーヤーが育成プログラムの道を選んだ。グリーン、トッド、ニックス、クミンガの4人は大手スポーツメディアであるESPNから最高評価である5つ星の評価を受ける有望株で、王道のNCAAディビジョン1校に進み、one and doneでのNBA入りも有力視されたプレーヤーだ。
また、育成プレーヤーはNBAチームに紐づいた既存のGリーグチームではなく、NBAチームからは独立した新設チームでプレーする事が発表された。
新設チーム、Gリーグイグナイト
Gリーグの育成プログラムに伴い、カリフォルニア州のウォールナットクリークに新設されたチームはGリーグイグナイト(以下イグナイト)。育成プレーヤー6名に加え、ジャレット・ジャック、アミア・ジョンソン等、NBAでのプレー経験も持つベテランプレーヤーがイグナイトに所属。ヘッドコーチには、プレーヤーとしてもコーチとしてもNBAでの豊富な経験を持つブライアン・ショウが招聘された。
イグナイトはあくまで育成プレーヤーの成長を目的としたチームで、当初は10試合程度のエキシビジョンゲームをGリーグチームと行う事が予定されていた。新型コロナの影響もあり、結果としてイグナイトはフロリダ州オーランドで開催されている"バブル"に参戦。計15試合をプレーし、その試合は全てESPN系列での放映が予定されている。
"バブル"後の試合の予定等は無く、その後は2021年のドラフトに向けたトレーニングが再開される予定。(こんなご時世なので、結果どうなるかは不透明ではあるけれど)
現在、イグナイトは"バブル"で5試合をプレーし、4勝1敗と順調な滑り出し。育成プレーヤー6名の内、グリーンとクミンガは1巡目上位指名、ニックスとトッドも1巡目指名が狙える位置に付けている。
第一期生となった4名のドラフトの結果次第では、今後も多くの有望プレーヤーが育成プログラムに進むことが予想される。
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