スコッティ・バーンズがカンファレンス新人賞と6thマン賞をW受賞

フロリダ州立大のフレッシュマン、スコッティ・バーンズ。高校最終学年ではモントバードアカデミーでプレーし、オクラホマ州立大のケイド・カニングハムと共に史上最高とも謳われたチームを牽引した。

フロリダ州立大はデューク大やノースカロライナ大が名を連ねる強豪カンファレンス、ACCのメンバー。レギュラーシーズン終了に伴い発表された個人賞で、バーンズが新人賞と6thマン賞を受賞している。

フロリダ州立大からACCの新人賞受賞者が出るのは1992年のボブ・スーラに続いて史上2人目の快挙の様だ。




錚々たるメンバーに肩を並べる


NCAAの中でも屈指のリクルート力を誇るチームが揃うACC。近年新人賞受賞者には、ブランドン・イングラムやザイオン・ウィリアムソンといった未来のスター候補が名前を連ねる。2014年受賞のジャバリ・パーカーから2020年のバーノン・キャリーJrまでの7年で、その年のNBAドラフトで1巡目指名を受けなかったのはキャリーのみ。(そしてこの7年でデューク大以外での受賞者は2017年にノースカロライナ州立大から受賞したデニス・スミスJrのみ。)

今回受賞したスコッティ・バーンズも、過去の受賞者同様に未来のスター候補の仲間入りと言っていいでしょう。

シーズン開幕当初はスターティングメンバ―だったバーンズだが、途中からベンチ出場に。フレッシュマンにして6thマンという難しい役割を全うし、平均10.4得点4.3リバウンド4.3アシストを記録。

カレッジではガードにも挑戦し、平均アシスト数はチーム首位。ディフェンスでも平均1.5スティールを記録し、ガードからインサイドまでカバー出来る類まれな万能性を披露した。ACCのレギュラーシーズンで11勝4敗と好成績を残し、カンファレンス2位に食い込んだチームへのバーンズの貢献度はスタッツ以上に高く、新人賞と6thマン賞の同時受賞も納得の結果。

3PT成功率26.5%、FT成功率56.9%の数字から分かる様にアウトサイドシュートは壊滅的だけれど、攻守で複数のポジションをこなす真のオールラウンダーであり、エナジーあふれる起爆剤のバーンズへの期待値は高い。

過去のACCの受賞達に漏れず、スコッティ・バーンズも今年のドラフトで1巡目指名を受ける事でしょう。

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