ケイド・カニングハムの40得点の活躍で格上オクラホマ大に勝利

オクラホマ州立大のフレッシュマンガード、ケイド・カニングハム。登録身長6フィート8インチ(203.2cm)の身長に充実したスキルセットを備え、2021年NBAドラフトでの1位指名最有力候補との呼び声も高い。

カニングハム擁するオクラホマ州立大は敵地でオクラホマ大と対戦。オクラホマ大はAPランキングで全米7位にランクされる格上だ。

一時はオクラホマ大が二桁のリードを奪うが、オクラホマ州立大はカニングハムの鬼気迫るパフォーマンスで猛追し逆転。オクラホマ大も粘りを見せ、延長戦にもつれ込んだが、カニングハムの40得点の活躍でオクラホマ州立大が激戦を制した。

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キャリアハイの40得点で勝利に牽引


日本時間2021年3月1日時点で平均19.8得点6.3リバウンド3.5アシストを記録しているケイド・カニングハム。

大型ポイントガードとして高い評価を受けるカニングハムだが、U19USA代表でもチームメイトだったアイザック・ライクリーが故障で欠場した事もあり、この日はいつにもまして八面六臂の活躍を。40得点11リバウンド3スティール2ブロックとシーズンベストとも呼べるパフォーマンスでチームを勝利に導いた。

特に圧巻だったのがスコアリング。

ドライブ、3PTだけでなく、長身を利したポストプレーでも効果的に得点を重ね、勝負の決まる終盤でのプレーには鬼気迫るものがあった。シーズン成功率43.2%の3PT、強靭なフィジカルと巧みなハンドリングから繰り出されるドライブとポストプレーはカレッジレベルでは容易に止められるものではなく、スコアラーとしてもカレッジトップレベルにある事を示して見せた。

今年のドラフト候補には大型のオールラウンダーが豊富だけれど、プレーの安定感や完成度ではカニングハムが群を抜く。ボールハンドラーとしてプレー出来る候補は他にもいるけれど、司令塔としてゲームをコントロール出来ているのはカニングハムだけでしょう。

NCAAディビジョン1のトップ校と比較すると、オクラホマ州立大のタレント層は薄く、カニングハムは1人で複数のポジションをこなし、持ち前のオールラウンドなプレーには更に磨きが掛ける。1番から4番をこなす多様性を持ち、スコアリングに集中させれば40得点もしてしまうのだから、僕の中ではカニングハムがドラフト1位指名の鉄板で揺るぎません。

現地時間3/5には、目下APランキング2位にランクされるベイラー大と対戦予定。ベイラー大は先日の試合でカンザス大に敗れ、シーズン無敗記録が途絶えたけれど、ゴンザガ大と並ぶ今季のカレッジトップ校。オクラホマ州立大は既に今季1度ベイラー大と対戦しているが、その時はカニングハムが不在だった。ベイラー大相手に良いプレーを披露出来れば、2021年のドラフト1位指名に更に近付く事になるでしょう。

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