隻腕のフーパ―、ハンセル・エマニュエル

一部の州ではまだシーズンが続きますが、アメリカ高校バスケは既にAAUのシーズンに突入。その中で注目を集めるプレーヤー、ハンセル・エマニュエルをご存じだろうか?

フロリダ州のライフクリスチャンアカデミーに在籍し、AAUではSOH Eliteでプレーするエマニュエルは幼い頃に事故で左腕の大半を失い、右腕一本でプレーしている。

にも関わらず、高い運動能力を武器に躍動し、SNS上には彼のハイライトが躍り、エマニュエルの知名度は日に日に高まっている。


隻腕のフーパ―、ハンセル・エマニュエル


ドミニカ共和国出身のハンセル・エマニュエル。幼い頃に事故で左腕の大部分を失い、右腕一本でプレーしている。

右腕のみでプレーするエマニュエルだが、驚異的な身体能力から多くのハイライトを生み出し、SNSを賑わせている。

片腕でプレーするエマニュエルは、ボールキャッチを苦手とし、チームメイトもハンセルへのパスには気を遣っている様子が伺える。右腕のドリブル技術は高いが、ドライブでの方向転換など、プレーが限定されている事は否めない

しかし、運動能力の高さは周囲のプレーヤーと比較しても群を抜き、右腕一本でウインドミルを叩き込んでしまう程。長いストライドから繰り出されるストレートラインドライブも迫力満点だ。

実は、片腕で活躍するバスケットボールプレーヤーはハンセルが初めてという訳では無い。

2014年から2016年にかけて、ザック・ホスキンスが2シーズンに渡ってNCAAディビジョン1のフロリダ大で計10試合に出場している。

2022年に高校を卒業するエマニュエルには、まだ1シーズン高校でのプレーが残されている。

現時点では、NCAAディビジョン1校からのオファーは来ていない様だが、今夏の活躍や来季のプレー次第では、エマニュエルにもNCAAディビジョン1でプレーする日が来るかもしれない。

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