NBAドラフト2023の主役、class of 2022から推しメン4人を
さてさて、今日も推しの押し売りを。
最近ESPNによる有望高校生ランキングが更新され、来季高校の最上級生となるclass of 2022で僕が推しているプレーヤー達が揃って上位に食い込んできた。という訳で、学年5位以内に食い込んできた僕の推しメン4人のまとめを。
class of 2022は中々に逸材揃いの学年で、僕の推し以外でもU16アメリカ選手権で大会最優秀選手賞を受賞したクリス・リビングストンや、Sports Illustrated誌選出の3rdチームオールアメリカンに選ばれているスクート・ヘンダ―ソン、スカイ・クラークと注目プレーヤーが目白押し。気になるプレーヤーはたくさんいるけれど、チェック出来ていない事もあり、今回は推しの子4人を。
彼等がドラフトの中心となる2023年が次のドラフト当たり年になるというのが僕の予想。是非是非皆様もこの学年から推しメンを探してみて下さい。
Updated ESPN 60 rankings from the Class of 2022 @paulbiancardi pic.twitter.com/zb2LrHVGNg
— Who's Next (@WhosNextHS) April 21, 2021
ジェイレン・デューレン
所属:モントバードアカデミー(フロリダ州)
ESPNランキング:2位
ポジション:C/PF
身長:6フィート10インチ(208.3cm)
ハイライト
※青のジャージー背番号2番がデューレン
クリス・ウェバーにも例えられる現代的インサイド
何だか最近デューレンネタばかりを書いている気がしますけど、僕が推したい子なのでご容赦を。昨季モントバードアカデミーを実質的な高校全米No1決定戦のGEICOナショナルズで優勝に導いたインサイドプレーヤー、ジェイレン・デューレン。
身長がインサイドプレーヤーとして取り立てて大きいという程ではないけれど、屈強なフィジカルと高い運動能力でインサイドを制圧。ディフェンスでは機動力を武器に全てのポジションをカバーする多様性を備えている。
シュートエリアは広いとは言えず、これまではチームメイトに"活かしてもらう"プレーヤーだったが、ハンドリングと機動力は高く、高校の最上級生となる来季はスコアリングでも支配的なプレーヤーになるはずだ。
現時点でデューレンのオフェンススキルで特筆すべきは視野の広さだろう。ハンドラーとしてトップからゲームをクリエイトするタイプでは無いが、視野の広さとパススキルに優れ、ポストアップから逆サイドのシューターやリングに向かってカットしてくるプレーヤー合わせたパスが非常に上手い。
攻守でオールラウンドなデューレンのプレーは、NBAで活躍したクリス・ウェバーに例えられる事も多い。現役のNBAプレーヤーであれば、バム・アデバヨがイメージに近いかもしれない。
そんな逸材が育成に定評のあるモントバードアカデミーでプレーしているのだから、これからの成長への期待も自ずと高まってしまう。僕は高校卒業までにデューレンが学年1位の座を獲得するだろうと予想している。
アマリ・ベイリー
所属:シエラキャニオンスクール(カリフォルニア州)
ESPNランキング:3位
ポジション:PG/SG
身長:6フィート4インチ(193cm)
ハイライト
学年No1のダイミックなフロアリーダー
既にUCLAにコミットしているシエラキャニオンスクールのアマリ・ベイリー。元NFLプレーヤーのアーロン・ベイリーが彼の父親だ。2019年の夏にはU16アメリカ選手権でチームUSAの大会制覇にも貢献している。
今季は新型コロナの影響でカリフォルニア州の高校バスケのシーズンはまだ始まったばかり。今季はまだほとんどプレーしていないにも関わらず、ESPNランキングで3位に入っている事からも、ベイリーの評価の高さが分かる。
The Sierra Canyon show has returned. One year later & Amari Bailey does not disappoint 🍿 @SCanyonSports pic.twitter.com/NyM9ysxezx
— Who's Next (@WhosNextHS) April 23, 2021
アスレティックで電光石火のクイックネスを誇るベイリーはフィジカルコンタクトにも強く、高校レベルでは彼のドライブはアンストッパブルだ。ディフェンスでもそのクイックネスを駆使し、オールコートでマッチアップを削ることが出来る。
アウトサイドシュートのイメージは薄いが、彼には高校でのプレーがまだ1シーズン残されている。
今年のNCAAトーナメントでゴンザガ大をFinal4に導いたジェイレン・サッグスが近いタイプだろうか。サッグス同様に華のあるプレーヤーでUCLAに進学すれば、きっと大舞台で輝いてくれるだろう。
ダリク・ホワイトヘッド
所属:モントバードアカデミー(フロリダ州)
ESPNランキング:4位
ポジション:SG/SF
身長:6フィート6インチ(198.1cm)
ハイライト
全米王者のワイルドな起爆剤
昨季、デューレンと共にスターティング5の一角としてモントバードアカデミーの実質的な全米制覇に貢献したダリク・ホワイトヘッド。
アスレティック且つ、屈強なフィジカルを誇るホワイトヘッドはオフェンスでは抜群の推進力でチームに火を付ける起爆剤として、ディフェンスではチームNo1のウイングディフェンダーとして活躍した。速攻での野獣の様な突破力はラッセル・ウェストブルックを思わせる。
年々プレーの幅を広げており、昨季は積極的に3PTも放ち、高校生プレーヤーとしては確率も悪くない様に見えた。(高校バスケは正確なスタッツが無いので、あくまで印象論ですが。)
ソフォモア(日本の高1相当)のシーズンからモントバードアカデミーの主力として活躍してきたホワイトヘッドも、来季遂に高校の最上級生に。
昨季のローテーションプレーヤーの多くが残るモントバードアカデミーは、ケイド・カニングハム等を擁し史上最強と謳われた2019-2020シーズンのチームに匹敵するチームとなる可能性を秘めている。ホワイトヘッドはその中でもチームの中心として活躍してくれるだろう。
キヨンテ・ジョージ
所属:アイスクールルイスビル(テキサス州)
ESPNランキング:5位
ポジション:SG/PG
身長:6フィート3インチ(190.5cm)
ハイライト
DLoを彷彿とさせるスムースなコンボガード
今回のランキング更新で最もランキングを上げたプレーヤーの1人がキヨンテ・ジョージ。前回の12位から今回の5位までジャンプアップした。
昨季からはアイスクールルイスビルに転入し、全米中の強豪と対戦。モントバードアカデミーとの対戦では107-45で大敗し辛酸をなめたが、シーズンを17勝12敗で乗り切った。昨季経験を積んだ主力が来季も残留すれば、来季はGEICOナショナルズへの出場も夢ではないだろう。
ジョージはディアンジェロ・ラッセルに似たタイプのセンス溢れるコンボガード。まだプレーの安定感には欠けるが、スムースなアウトサイドジャンパーの精度は高く、一度火が付くと手の付け様の無いスコアラーだ。
最上級生となる来季にはハンドラーとしてのゲームメイクの向上にも期待したい。
上の3人と比較すると、フィジカルも未完成でちょっと時間の掛かりそうなプレーヤーだが、プレーの随所にセンスを見せるジョージの将来に期待せずにはいられない。
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