ケンタッキー大のアイザイア・ジャクソンがNBAドラフトへ
ケンタッキー大のビッグマン、アイザイア・ジャクソン。既に2021年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明していたジャクソンが、エージェントと契約し、カレッジを去り今年のドラフトに残留する事を公表した。
ケンタッキー大出身の能力系ビッグマンでは、2016-2017シーズンにケンタッキー大でプレーしたバム・アデバヨが記憶に新しい。
ジャクソンの身体測定結果、体力測定結果、スタッツをアデバヨと並べて紹介。異なるイベントでの測定の為、あくまでも参考程度に。
Thank you BBN 💙🌴 pic.twitter.com/1QDzvmpCRU
— Isaiah Jackson🌴Black Chaldean (@IJackson22) May 28, 2021
身体測定結果
体力測定結果
スタッツ
プロフィール:アイザイア・ジャクソン
所属:ケンタッキー大
学年:フレッシュマン
生年月日:2002年1月10日
出身:ウォーターフォードモットハイスクール(ミシガン州)
主な受賞歴:SEC All-Defensive Team (2021)/SEC All-Freshman Team (2021)/Jordan Brand Classic (2020)
カレッジ屈指のリムプロテクター、アイザイア・ジャクソン
ケンタッキー大のフレッシュマン、アイザイア・ジャクソン。2018-2019シーズンにスパイアインスティチュートでラメロ・ボールとチームメイトとしてプレーし、ラメロのパスからハイライトプレーを連発していたプレーヤーという印象も強い。
高校バスケ界の主要オールスターゲームであるジョーダンブランドクラシックのメンバーにも選出されている。
カレッジでは驚異的な跳躍力と機動力を駆使し主にディフェンスで貢献。平均出場時間が20分強に限られた中、NCAAディビジョン1全体で15位に入る平均2.6ブロックを叩き出したカレッジ屈指のリムプロテクターだ。
身体測定、体力測定結果はアデバヨと同等
ではジャクソンとアデバヨの身体測定結果から見ていこう。異なるイベントでの測定結果の為、あくまで参考程度に。特に体力測定結果に関しては測定方法により、結果が大きく変わる事を予めご了承を。
ジャクソンのウイングスパン、スタンディングリーチはアデバヨとほぼ同等。長さ、高さにおいてはNBAでも十分通用する水準にありそうだ。
体重に目を向けると、ジャクソンの体重は93.4kgと100kgにも満たず、アデバヨと比較すると15kg以上軽い。サイズ感には不安は無いものの、NBAでインサイドを主戦場とするならば、パワー不足が懸念されそうだ。
体力測定結果を見ても、跳躍力はアデバヨとほぼ同等。機動力ではジャクソンが上回っている。運動能力においてはアデバヨにも劣らない水準にあるが、体力測定の結果に関してもアデバヨとの体重差を頭に入れて見ておくべきだろう。
スタッツに関しては既に触れたブロック数の他では、ファール数の多さが目に付く。1試合平均20分強で3.0ファールを記録しており、ファールのコントロールは課題だろう。
オフェンスにおいてはシュートエリアが限られ、シーズンを通して放った3PTは僅か2本。一方でFT成功率は70%に乗せており、シュート力は今後の成長が期待される。
ロッタリー内での指名が予想される
ESPNによるドラフト候補生のランキングでは、11位にランクされているアイザイア・ジャクソン。
オフェンススキルは粗削りで、フィジカルを見てもパワー不足。ディフェンスにおいてもポテンシャルは高いが、経験値を高める必要有りとまだまだ素材型のプレーヤーであり、恵まれたサイズと運動能力から期待値は高い。
ジャクソンと同様のタイプであるアデバヨは2017年にドラフト1巡目14位指名を受け、その後オールスタープレーヤーに成長している。
アデバヨの活躍からも、ディフェンスで全てのポジションを守る事の出来るプレーヤーの評価が高まり、ジャクソンもアデバヨと同じ様な順位で指名を受ける事になると予想。
2018-2019シーズンにチームメイトだったラメロ・ボールとNBAでまたチームメイトになったら面白いんじゃないかなと妄想している。
コメント
コメントを投稿