注目の2世プレーヤー、ジェット・ハワード

今回は注目の2世プレーヤーを。フロリダ強豪校、IMGアカデミーでプレーするclass of 2022(2022年に高校を卒業する学年)のジェット・ハワード。

彼の父親は、長きに渡りNBAで活躍したジュワン・ハワード。2度のチャンピオンリングに加え、1996年にはオールスターにも選出されたプレーヤーだ。プレーヤーとして引退後、マイアミヒートでアシスタントコーチを務めたジュワンは、現在母校ミシガン大でヘッドコーチを務め、昨シーズンはAssociated Press College Basketball Coach of the Yearも受賞している。

ジェットの兄であるジェイス・ハワードもミシガン大でプレーしており、ジェットも高校卒業後は父の下でプレーする事が有力視される。



IMGアカデミーのユーティリティプレーヤー


フロリダの強豪校IMGアカデミーでプレーする、ジュワン・ハワードの息子、ジェット・ハワード。ソフォモア(日本の高1相当)までシーズンは州内のNSUユニバーシティスクールでプレーしていたが、ジュニア(日本の高2相当)の昨季からIMGアカデミーに転入している。

IMGアカデミーは全米有数の選手層を誇る強豪で、チーム内にタマ―・ベイツ、ジャレス・ウォーカー、エリック・デイリーJrとウイングにも優秀なプレーヤーが揃う中、ハワードはチームの主力としてポジションを確立している。

父のジュワンはインサイドを主戦場としたプレーヤーだったが、ジェットは身長は6フィート4インチ(193cm)程と見られるウイングプレーヤー。

高確率の3PTシュートを得意とし、ドライブからのフィニッシュパターンも多彩。ハンドリングスキルと視野の広さも優秀で、ハンドラーとしてもプレーが出来る。ユーティリティなスキルを備え、オフェンスに変化を付ける事の出来る希少価値の高いプレーヤーで、ESPNによる有望高校生ランキングでも学年33位と高い評価を受けている。

ハワードに対してはフロリダ大、テネシー大などの強豪校もオファーを出している様だが、卒業後の進路は父がヘッドコーチを務めるミシガン大が有力だろう。class of 2022のハワードがNBAドラフトへのアーリーエントリーが認められるのは2023年から。父に続いて親子2代でのNBA入りも近い将来達成されそうだ。


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