チャット・ホルムグレンがゲータレード賞を受賞。全米No1プレーヤーの座を手中に。
全米最優秀の高校生プレーヤーに贈られるGatorade's National Player of the Year(ゲータレード賞)。昨年はイマニ・ベイツが史上初となるソフォモアでの受賞を果たし、大きな話題を呼んだ。
ESPNによる高校生プレーヤーランキングで、class of 2021の1位にランクされるチャット・ホルムグレン。2020-2021シーズンも八面六臂の活躍で、所属校のミニハハアカデミーをミネソタ州大会制覇に導いた。
今年のゲータレード賞を手にしたのは、ゴンザガ大に進学するチャット・ホルムグレン。7フッターでハンドラーまでこなすユニコーンは、同じく権威ある高校最優秀選手賞であるMorgan Wootten National Player of the Year 、Naismith Prep Player of the Yearを既に受賞している。
高校最優秀選手賞を総なめにし、2020-2021シーズンの男子高校バスケNo1プレーヤーの座を確固たるものとした。
The nation's best. @ChetHolmgren pic.twitter.com/20k4LJewed
— Gonzaga Basketball (@ZagMBB) June 9, 2021
近未来的なプレーで男子高校バスケ界を席巻
7フッターの身長に長いウイングスパンを備えるホルムグレンは、サイズに似つかわしくないオールラウンドなオフェンススキルを有し、ボールハンドラーまでこなしてしまうユニコーン。
ディフェンスではサイズと機動力を武器にペイントエリアを制圧し、ブロックを量産している。パワーではマッチアップのインサイドプレーヤーに推し負けるが、結局高さで帳消しにしてしまうのだからズルいよね。
今年のNCAAトーナメントで、ゴンザガ大をFinalまで牽引したジェイレン・サッグスとは3年生の頃からAAUチームのグラスルーツシズルでチームメイト。
ホルムグレンのユニークなプレースタイルも、当時から大きかったホルムグレンにオールラウンドなスキルを仕込んだAAUでの育成による所が大きい様だ。
その後、サッグスの後を追って、6年生でミニハハアカデミーに加入。今では7フッターにまで大きくなったホルムグレンは、6年生時点で既に188cmあったという説も。彼の父親であるデイブ・ホルムグレンも7フッターというのだから、それも納得の話である。
U19で世界のトッププレーヤーと対戦の可能性
学年を代表するプレーヤーであるホルムグレンは、今夏開催されるU19ワールドカップのUSA代表候補にも選出されている。チームUSA入りを果たせば、大学入学を前に、世界中の同世代トッププレーヤーとの対戦機会を得る。
Pixarアニメのキャラクターの様に華奢なホルムグレンには、フィジカルコンタクトの懸念が常に付いて回る。
同世代のライバル達を相手に力強いプレーを見せ、その懸念を払しょくする事が出来るだろうか?高い強度の中でユニコーンは潰されてしまうのか、はたまた高く羽ばたいでくれるのか?
カレッジ開幕より一足早く、高いレベルでのホルムグレンのプレーが見られることを楽しみにしている。
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