横須賀生まれの点取り屋、キャメロン・トーマスのココがスゴイ!

ルイジアナ州立大(LSU)のフレッシュマン、キャメロン・トーマス。

実は横須賀生まれというトーマスは、シーズン平均23.0得点を叩き出し、1試合平均得点でNCAAディビジョン1のフレッシュマンをリードした。

オールラウンダーがトレンドの現代バスケにあって、トーマスは気持ちいいまでに得点に振り切ったスコアラー。

その得点力はフレッシュマンにしてNCAAディビジョン1で屈指のレベルにある。

カレッジを代表するスコアラーであるキャメロン・トーマスのココがスゴイという話。



プロフィール:キャメロン・トーマス

所属:LSU
ポジション:SG
生年月日:2001年10月13日
登録身長:6フィート4インチ(193cm)
出身:オークヒルアカデミー(バージニア州)
主な受賞歴:First-team All-SEC (2021)/SEC All-Freshman Team (2021)

スタッツ

GPMINFG%3P%FT%REBASTBLKSTLPFTOPTS
2934.040.632.588.23.41.40.20.91.41.723.0


ハイライト


スコアリングに特化したスペシャリスト

今年のドラフト1位指名最有力候補であるケイド・カニングハムの様に、複数のポジションをこなし、ディフェンスにも優れるオールラウンダーがトレンドの昨今。

その中にあって、LSUのキャメロン・トーマスはスコアリングに特化したクラシックなプレーヤーだ。時代やトレンドに迎合する事の無く、得点に特化した彼のプレースタイルは潔さすら覚えてしまう。

とは言え、フレッシュマンにしてNBAドラフトの候補生となるのだから、トーマスはただのスコアラーではない。

高校時代には、所属校のオークヒルアカデミーの通算得点記録を更新。

オークヒルアカデミーは、カーメロ・アンソニー等、多くのプレーヤーをNBAに送り込んできた高校バスケ界屈指の名門校だ。

また、昨季カレッジで残した平均23.0得点はNCAAディビジョン1全体で4位に入る数字。勿論、フレッシュマンとしてはNCAAディビジョン1全体でNo1だ。

FG成功率40.6%、3PT成功率32.5%は決して効率の良い数字とは言えないが、それはトーマスが厳しいディフェンスを受け、タフショットを放っているから故。

FT成功率88.2%という数字を見れば、トーマスのシュート精度の高さが分かるだろう。

1対1からのプルアップジャンパーやステップジャンパー等、難度の高いシュートを容易く沈めてしまうトーマスは、ディフェンスからファールを引き出す技術にも長け、1試合平均7.6本のFTを獲得している。

大舞台にも強く、NCAAトーナメントの2試合で合計57得点を叩き出した。この数字は、ケビン・デュラント、ザイオン・ウィリアムソンにも並ぶ数字だ。

アウトサイドからのスコアリングに特化した点取り屋であるトーマスは、現代的なプレーヤーとは呼べないが、アウトサイドからの得点に関しては、今ドラフトでもトップレベルのスキルを備えるプレーヤーだろう。

チームの起爆剤として即戦力の期待

今年のドラフト候補の中でもトップクラスのスコアラーであるキャメロン・トーマス。

サイズの懸念やトレンドと異なるスペシャリストタイプのプレーヤーという事から、予想指名順位は1巡目後半から2巡目といった所だが、得点力という長所は明確で、指名チームのニーズにフィットすれば、起爆剤として即戦力となる期待も。

コスパの良い指名になりそうなプレーヤーの1人だろう。

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