横須賀生まれの点取り屋、キャメロン・トーマスのココがスゴイ!
ルイジアナ州立大(LSU)のフレッシュマン、キャメロン・トーマス。
実は横須賀生まれというトーマスは、シーズン平均23.0得点を叩き出し、1試合平均得点でNCAAディビジョン1のフレッシュマンをリードした。
オールラウンダーがトレンドの現代バスケにあって、トーマスは気持ちいいまでに得点に振り切ったスコアラー。
その得点力はフレッシュマンにしてNCAAディビジョン1で屈指のレベルにある。
カレッジを代表するスコアラーであるキャメロン・トーマスのココがスゴイという話。
Cam Thomas scored 57 points in his first two NCAA tournament games.
— SEC Network (@SECNetwork) March 23, 2021
That ties @Zionwilliamson and @KDTrey5 for the most points ever by a freshman through their first two NCAA tournament games. pic.twitter.com/YY4mG8gRrB
プロフィール:キャメロン・トーマス
所属:LSU
ポジション:SG
生年月日:2001年10月13日
登録身長:6フィート4インチ(193cm)
出身:オークヒルアカデミー(バージニア州)
主な受賞歴:First-team All-SEC (2021)/SEC All-Freshman Team (2021)
スタッツ
ハイライト
スコアリングに特化したスペシャリスト
今年のドラフト1位指名最有力候補であるケイド・カニングハムの様に、複数のポジションをこなし、ディフェンスにも優れるオールラウンダーがトレンドの昨今。
その中にあって、LSUのキャメロン・トーマスはスコアリングに特化したクラシックなプレーヤーだ。時代やトレンドに迎合する事の無く、得点に特化した彼のプレースタイルは潔さすら覚えてしまう。
とは言え、フレッシュマンにしてNBAドラフトの候補生となるのだから、トーマスはただのスコアラーではない。
高校時代には、所属校のオークヒルアカデミーの通算得点記録を更新。
オークヒルアカデミーは、カーメロ・アンソニー等、多くのプレーヤーをNBAに送り込んできた高校バスケ界屈指の名門校だ。
また、昨季カレッジで残した平均23.0得点はNCAAディビジョン1全体で4位に入る数字。勿論、フレッシュマンとしてはNCAAディビジョン1全体でNo1だ。
FG成功率40.6%、3PT成功率32.5%は決して効率の良い数字とは言えないが、それはトーマスが厳しいディフェンスを受け、タフショットを放っているから故。
FT成功率88.2%という数字を見れば、トーマスのシュート精度の高さが分かるだろう。
1対1からのプルアップジャンパーやステップジャンパー等、難度の高いシュートを容易く沈めてしまうトーマスは、ディフェンスからファールを引き出す技術にも長け、1試合平均7.6本のFTを獲得している。
大舞台にも強く、NCAAトーナメントの2試合で合計57得点を叩き出した。この数字は、ケビン・デュラント、ザイオン・ウィリアムソンにも並ぶ数字だ。
アウトサイドからのスコアリングに特化した点取り屋であるトーマスは、現代的なプレーヤーとは呼べないが、アウトサイドからの得点に関しては、今ドラフトでもトップレベルのスキルを備えるプレーヤーだろう。
チームの起爆剤として即戦力の期待
今年のドラフト候補の中でもトップクラスのスコアラーであるキャメロン・トーマス。
サイズの懸念やトレンドと異なるスペシャリストタイプのプレーヤーという事から、予想指名順位は1巡目後半から2巡目といった所だが、得点力という長所は明確で、指名チームのニーズにフィットすれば、起爆剤として即戦力となる期待も。
コスパの良い指名になりそうなプレーヤーの1人だろう。
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