今年No1のビッグマン、エバン・モーブリーはココがスゴイ!
今回は今年のドラフト候補のビッグマンで最も高い評価を受けるUSCのフレッシュマン、エバン・モーブリーを。
USCのアシスタントコーチを務めるエリック・モーブリーを父に持ち、1学年上のアイザイア・モーブリーもUSCのチームメイトというバスケ一家のサラブレット。
高いポテンシャルを感じさせる恵まれた身体、多くの個人賞を受賞した実績を併せ持ち、ドラフトでは5位以内の指名が予想される。
This just isn't fair, Evan Mobley 😳
— SportsCenter (@SportsCenter) September 29, 2019
(via @overtime) pic.twitter.com/FQZvnoeRBh
所属:USC
学年:フレッシュマン
ポジション:PF/C
生年月日:2001年6月18日
出身:ランチョクリスチャンスクール(カリフォルニア州)
主な受賞歴:Consensus second-team All-American (2021)/Pac-12 Player of the Year (2021)/Pac-12 Defensive Player of the Year (2021)/Pac-12 Freshman of the Year (2021)
スタッツ
身体測定結果
ハイライト
多くの個人賞を受賞した実績
フレッシュマンのビッグマンと聞くと、まだ未完成な素材型のプレーヤーをイメージするが、エバン・モーブリーは既にビッグマンとしては高い完成度を見せる。
USCが所属するカンファレンスであるPAC-12では史上初となるPlayer of the Year (最優秀選手賞)、Defensive Player of the Year (最優秀ディフェンス選手賞)、Pac-12 Freshman of the Year (最優新人賞)の同時受賞を達成。
メジャーカンファレンスにおいて、過去にこの3賞を同時受賞したのは2012年にケンタッキー大のアンソニー・デイビスが受賞して以来、史上2人目の快挙だ。
恵まれた身長とウイングスパン
確かな実績を残しているモーブリーだが、身体的なポテンシャルも高い。
上記の身体測定結果は、2018年6月のU17代表合宿での数字。当時はまだ高校生で、現在は更に数字が伸びている可能性もある。体重に関してはチームの公式プロフィール上では97.5kgと記載されている。
2012年ドラフトコンバイン時のアンソニー・デイビスの身体測定結果と比較すると、ウイングスパンで僅かに劣るが、スタンディングリーチは同じ。
サイズ感はデイビスとほぼ同等と言えるだろう。
オールラウンドなスキルセット
ビッグマンのオールラウンド化が進むが、モーブリーもそのトレンドに漏れずオールラウンドなスキルセットを備えている。
オフェンスでは平均16.4得点に加え、2.4アシストを記録。パスも得意なモーブリーはチームオフェンスの流れを遮ることなく、チームオフェンスの円滑化に貢献。シューティング系のビッグマンでは無いが、アウトサイドシュートも苦手としていない。
ディフェンスでは8.7リバウンド2.9ブロック0.8スティール。機動力を武器にペイントエリアに縛られず、広いエリアで存在感を見せた。
彼の能力を考えれば、8.7リバウンドは物足りない数字にも見えるが、平均7.3リバウンドを記録した兄アイザイアと共にプレーしていた事は考慮に入れるべきだろう。
また、オールラウンドなスキルを備えるモーブリーだが、ポストアップからの得点効率は0.71PPPと低い。
体重の軽さもあり、ペイントエリアを主戦場としていくよりも、PFとしてプレーする方が適しているだろう。
何でもサラッとこなす現代型ビッグマン
実績、ポテンシャル、現代的なスキルセットを備えるエバン・モーブリー。
何でもサラッとこなしてしまう完成度の高さはフレッシュマンとは思えないレベルにある。NBAでもオールラウンドにそつのないプレーが期待出来る。
現代的なビッグマンは、ドラフトへのアーリーエントリーの表明に使用した動画を流行りのNFTにして販売するという、これまた今っぽいスタイルを取っている。
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