今年No1のアイドル候補、ジェイレン・グリーンはココがスゴイ!

前回のケイド・カニングハムに続いて、今年1番の推しメンであるジェイレン・グリーンを。

高校時代にESPNによる有望高校生プレーヤーランキングで学年No1にランクされたグリーンは、多くの強豪カレッジからリクルートを受ける中、Gリーグ入りを選択し、Gリーグイグナイトでプレーした。

グリーンの経歴に関しては既に何度も書いているので、今回は高卒Gリーグ入りのパイオニアであるグリーンはどこがスゴイのかという話を僕の偏った目線から。



プロフィール:ジェイレン・グリーン

所属:Gリーグイグナイト
生年月日:2002年2月9日
出身:プロリフィックプレップ(カリフォルニア州)
主な受賞歴:FIBA Under-17 World Cup MVP (2018)

スタッツ

MINPTSFGMFGAFG%3PTM3PTA3P%FTMFTAFT%OREBDREBREBASTTOVSTLBLKPF
ジェイレン・グリーン32.017.96.313.646.12.15.736.51.92.382.90.53.54.12.82.71.50.31.7

身体測定結果

身長(cm/裸足)身長(cm/靴込)体重(kg)ウイング
スパン(cm)
スタンディング
リーチ(cm)
備考
ジェイレン・グリーン193.0195.678.0201.9256.52018年6月U17キャンプでの測定結果

ハイライト


大一番で真価を発揮するスター性

ドラフト上位指名のプレーヤーにはチームの柱となることが期待される。となれば"ここぞ"という所で力を発揮できるスター性も上位指名のプレーヤーに求められる要素だろう。

ジェイレン・グリーンは2018年のU17ワールドカップにチームUSAのメンバーとして出場。チームハイの平均15.7得点を叩き出し、自身も大会MVPを受賞している。

Gリーグイグナイトでも、プレーオフ初戦でキャリアハイを更新する30得点5リバウンド7アアシストを記録。Gリーグのプレーオフは1戦で勝敗が決まる形式でありチームは初戦敗退に終わったが、大一番やチームが苦境に立たされる場面でステップアップ出来るのはグリーンの大きな強みであり魅力だ。

プレーに波はあるが、重要な局面で最大のパフォーマンスを発揮するグリーンは、今年のドラフト候補でも随一のスター性を感じさせる。

リング周りでの抜群の決定力を見せる

Gリーグイグナイトでチームトップの平均17.9得点を残したグリーン。

アウトサイドシュートやピック&ロールからのプルアップジャンパー等、コートの何処からでも効果的に得点を上げていたが、特に目を引いたのがリング周りでの決定力の高さだ。

Gリーグでの登録体重は80.7kg。プロの中ではその華奢な身体はこれまで以上に目立った。

決してフィジカルが強いプレーではないが、爆発的な跳躍力と、自由自在のボディバランスでコンタクトを受けてもシュートをねじ込み、ノーチャージエリアでのFG成功率は73.8%とリング周りでの抜群の決定力の高さは見せた。

派手なダンクが注目を集めるが、多彩なレイアップのパッケージを備えるプレーヤーであることもスター性を感じさせる一因だろう。

Gリーグの全試合にスタメン出場をしたタフさ

高校卒業後、カレッジを経由せずにGリーグ入りを選択したグリーン。

19歳にして屈強なプロに囲まれてバブルでのレギュラーシーズン15試合、プレーオフ1試合の計16試合をプレーし、その全てにスターティングメンバ―として出場した。16試合の総出場時間521分はチーム1の数字だ。

前述の通り、華奢なプレーヤーだが、高校のキャリアを通しても大きな故障は無く、見た目には表れない身体的な強さがあるのだろう。

ドラフトNo1のアイドル候補

前回はケイド・カニングハムを"ドラ1の鉄板"、"ドラフト候補1の総合力"と書いたが、今回のグリーンはドラフト1のスター性を誇るアイドル候補がジェイレン・グリーンだろう。

現時点では穴も少なくないプレーヤーだが、将来的NBAを代表するスタープレーヤーに成長していたとしても驚きはない。

コメント