オーバーン大のJT・ソーから漂うネクストシアカムの香り
オーバーン大のフレッシュマン、JT・ソー。
※共にドラフトコンバインでの計測値
南スーダン出身の両親を持ち、ネブラスカ生まれアラスカ育ちのコンボフォワードで、下級生の頃にプレーしたハンティントンプレップでは、ドラフト上位指名候補のジョナサン・クミンガとチームメイトだった事も。
当初class of 2021だったソーは、学年変更をして当初の予定より1年早くカレッジ入り。フレッシュマンのシーズンから、主力のプレーヤーとして活躍した。
フレッシュマンシーズン終了後はNBAドラフトにアーリーエントリーを表明。エージェントともサインし、プロの世界に飛び込む事を決めた。
NBAのドラフトコンバインでも、印象的な活躍を見せ、その評価を上げている。
Auburn's JT Thor showing his impressive size, length, athleticism, shooting touch and upside at his NBA Combine Pro Day. One of the youngest players in the draft. pic.twitter.com/JJJ0teEXMN
— Jonathan Givony (@DraftExpress) June 26, 2021
JT・ソー
所属:オーバーン大
学年:フレッシュマン
生年月日:2002年8月26日
ポジション:PF/SF
出身校:ノークロスハイスクール(ジョージア州)
スタッツ
ハイライト
※青の背番号10がJT・ソー
コンバイン結果
高いポテンシャルを示す、コンボフォワード
恵まれたサイズ、高い運動能力、スムースなスキルを揃えるコンボフォワード、JT・ソー。
2巡目指名又はドラフト外と、現時点での評価は決して高くないが、2016年の1巡目27位指名からオールスタープレーヤーに成長したパスカル・シアカムの様なポテンシャルを感じさせるプレーヤーだ。
ドラフトコンバインでの身体測定、体力測定の結果をシアカムと比較してみても、その数字に遜色は無い。
ウイングスパン、スタンディングリーチ共に、ペイントエリアを主戦場とするプレーヤーとしても十分な数字。スプリントの速さも目を見張り、アップテンポな試合にフィットするだろう。
洗練されたオフェンススキルを持つプレーヤーではないが、ハンドリングやシューティングストロークもスムースで、成功率こそまだまだだが、プルアップから3PTも決めてくる。3PT成功率は低いが、7割越えのFT成功率からは、今後のシュート精度の向上が期待される。
特にフィニッシャーとして優秀で、チームメイトのシャリーフ・クーパーのパスを受け、多くのハイライトプレーも生んだ。
そのサイズと機動力から、ディフェンスでも伸びしろは大きく、平均23分強という出場時間での1.4ブロックという数字は立派なものだ。
現代バスケにフィットするロマン枠
現代バスケに求められる機動力、オールラウンドなスキルに加え、インサイドプレーヤー級のサイズを持つJT・ソーは、NBA入り後の大化けが期待されるロマン枠。
即戦力とは行かないまでも、数年後にはNBAでも通用するプレーヤーに成長する可能性を感じさせる。
今後のドラフトまでのプロセスで評価を上げてくる事も十分考えられるが、2巡目でこれだけの素材を取れるのであれば、どのチームにとっても悪い話では無さそうだ。
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