高校No1プレーヤーの座は誰の手に?

今年高校の最上級生となるのが、2022年卒業予定のclass of 2022。

これまで、この学年ではイマニ・ベイツとジェイレン・ドゥーレンが2大巨頭として君臨してきたが、卒業を1年早めclass of 2021に学年変更。2人揃って今夏からメンフィス大に進学した。

2人の学年変更により、学年No1争いは激化。高校最上級生の学年No1は、高校No1プレーヤーと言っても過言ではない。

先ほど更新されたESPNによる高校生ランキングでは、今夏のAAUで顕著な活躍を見せたシェイドン・シャープとデレク・ライブリーがTOP2に入った。


夏に評価を上げたシャープとライブリー

更新されたESPNランキングで学年1位の座を掴んだのは、カナダ出身のシェイドン・シャープ。

Nike主催のAAUリーグ、EYBLでは全体で3位となる平均21.6得点を叩き出したウィングスコアラーだ。


アウトサイドシュートではキャッチ&シュートもプルアップも得意とし、切れ味鋭いドライブは方向転換も巧み。

スキルに加えて運動能力も高く、現時点では高校バスケ界で最も完成されたスコアラーの1人だろう。

シャープに次ぐ学年2位に輝いたのは、7フッター級のビッグマン、デレク・ライブリー。

AAUでは、ジェイレン・ドゥーレンとチームメイトで、反則的なフロントコートを形成した。

パワフルなドゥーレンが剛のプレーヤーなら、ライブリーは柔のプレーヤー。


パワフルなドゥーレンが剛のプレーヤーなら、ライブリーは柔のプレーヤー。

サイズに似つかわしくないスムースなストロークから、難なく3PTシュートを沈めて見せた。

最近のビッグマンに求められる機動力も勿論優れており、EYBLでは全体1位の平均5ブロックを記録した。

アウトサイドシュートとブロックショットという現代ビッグマンのニーズにマッチした長所を持っている事が、彼の評価を高めている要因の1つだろう。

推しはアマリ・ベイリー

今夏のAAUで突出した活躍を見せたシャープとライブリーがTOP2を占めたが、推しは4位にランクインしたシエラキャニオンスクールのアマリ・ベイリー。

屈強なフィジカルと爆発的な運動能力を誇るベイリーは、この学年で最もエキサイティングなプレーヤーの1人。イメージとしてはゴンザガ大で活躍したジェイレン・サッグスが近いだろうか。

既にUCLAへの進学も表明済みだ。

高校では知名度の高いブロニー・ジェームズとチームメイトという事もあり、ベイリーの存在を知るファンは日本にも少なくないかも。


シエラキャニオンスクールは注目度も高く、シーズン中の活躍次第では、学年1位の座を奪う事も決して難しい事ではないはずだ。

絶対的プレーヤーは不在

他の学年と比較しても完成度の高いプレーヤーが充実するclass of 2022だが、絶対的なNo1プレーヤーは不在。

ESPNランキングで3位に食い込んだキヨンテ・ジョージや、同5位のダリク・ホワイトヘッドも学年1位の座に相応しい才能を持つ逸材。

高校ラストイヤーを迎えるclass of 2022のプレーヤー達による、高校No1プレーヤー争いから目が離せない。

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