キールズとバンケロの活躍でデューク大がケンタッキー大を下す
カレッジシーズンの開幕イベントの1つ、チャンピオンズクラシックでデューク大とケンタッキー大が対戦。
カレッジ屈指の名門校である両校の対戦は、期待通りに熱戦に。
最後まで粘るケンタッキー大を、デューク大がトレバ―・キールズとパオロ・バンケロのフレッシュマン2人の活躍で振り切り、開幕戦を勝利で飾った。
デューク大のヘッドコーチであり、USAフル代表のヘッドコーチも務めた名将、コーチKは今季を持って勇退する事を表明しており、コーチKのラストシーズンは快調な船出を切った。
No. 9 Duke takes down No. 10 Kentucky in the Champions Classic‼️
— SportsCenter (@SportsCenter) November 10, 2021
Freshmen @Pp_doesit and @TrevorKeels combined for 47 points to fuel the Blue Devils to the win. pic.twitter.com/I6rb440gKo
トレバ―・キールズが攻守で好パフォーマンスを見せる
2人のフレッシュマン、パオロ・バンケロとトレバ―・キールズの活躍で粘るケンタッキー大を振り切り、79-71で勝利したデューク大。
来年のNBAドラフトで上位指名が有力視されるバンケロは、下馬評通りの洗練されたミッドレンジゲームで22得点7リバウンドを記録。
ディフェンスとフェイスアップしての1対1の駆け引きや多彩なステップ、高精度のミッドレンジジャンパーはフレッシュマンとは思えない程、巧みで老獪だった。
バンケロの活躍もさることながら、この試合でエースとしてデューク大を牽引したのが、同じくフレッシュマンのキールズ。
屈強なフィジカルを誇るウィングのキールズは、パワフルなドライブで得点を量産し、ゲームハイの25得点。
ディフェンスでは、ケンタッキー大のキープレーヤー、タイタイ・ワシントンとマッチアップし、FG3/14の9得点にシャットアウトした。
ケンタッキー大が追い上げを見せた終盤には、フィジカルコンタクトを受けながらのドライブをねじ込み、デューク大の勝利を手繰り寄せた。
ケンタッキー大では、司令塔のサビア・ウィーラーが16得点10アシスト、ビッグマンのオスカー・シブエが17得点20リバウンドでデューク大に食い下がったが、デューク大のフレッシュマン2人の勢いを止める事は出来ず、シーズン初戦を落とした。
要所でビッグプレーを見せたデューク大の上級生
スタッツだけを見れば、デューク大を勝利に導いたのはフレッシュマンの2人だが、要所でビッグプレーを決め、チームに流れを引き込んだのは、やはり上級生だった。
ビッグマンのマーク・ウィリアムスは、終盤にケンタッキー大の追い上げをリードしたウィーラーから2本のブロックショットを奪い、傾きかけた流れをせき止めた。
ウィングのウェンデル・ムーアは序盤から気合の入ったプレーでデューク大に流れを引き込み、残り41.9秒には勝利を決めるドライブを決めた。
主役として活躍したのはバンケロとキールズであったが、サポーティングキャストである上級生の活躍無くしては、デューク大の勝利は無かっただろう。
ウィリアムス、ムーア共に高校時代はマクドナルドオールアメリカンに選出され、ポテンシャルの高さはNBA級。この2人がシーズンを通して安定した活躍が出来れば、コーチKのラストシーズンを最高の結果で締めくくる事も夢ではないだろう。
コメント
コメントを投稿