ドリュー・ティミーのキャリアハイの活躍でゴンザガ大がテキサス大を一蹴
カレッジシーズンも開幕し、続々と注目の対戦カードが。
昨季、NCAAトーナメント決勝に進出し、注目のフレッシュマン、チャット・ホルムグレンが加入しAPランキング1位に座るゴンザガ大は、APランキング5位のテキサス大と対戦。
テキサス大は昨季の主力の多くが転校やNBA行きでチームを去ったが、2019年にテキサステック大をNCAAトーナメントFinal4に導いたクリス・ビアードがヘッドコーチに就任。実績のある転入生も多く加入した実力派のチームだ。
激戦が予想されたが、序盤からゴンザガ大のドリュー・ティミーがインサイドを支配し、86-74でゴンザガ大がテキサス大を一蹴した。
Don’t mess with 𝙂𝙤𝙣𝙯𝙖𝙜𝙖 🤠 pic.twitter.com/0OkyIn4vFa
— Gonzaga Basketball (@ZagMBB) November 14, 2021
ドリュー・ティミーがキャリアハイの37得点でゲームを支配
ティップオフから試合を制圧したのゴンザガ大のジュニア、ドリュー・ティミー。
昨季はカレッジNo1のPFに贈られるカール・マローン賞を受賞し、チームをNCAAトーナメント決勝進出に導いたカレッジを代表するポストプレーヤーだ。
ティミーはパワフ且つ巧みなポストプレーでテキサス大のインサイドを蹂躙。
波に乗ると全くシュートが落ちず、それまでのキャリアハイであった30得点を大きく上回る37得点叩き出した。
テキサス大も機動力を重視したスモールラインナップを敷く等、ティミーに対抗しようとしたが、最後までティミーに対する答えを出すことは出来なかった。
ゴンザガ大ではガードのアンドリュー・ネムハードも卓越したゲームコントロールで9得点8アシスト1TO。
ティミー、ネムハードと昨季からの主軸が安定しているゴンザガ大は、今季もNCAAトーナメントFinal4進出の最有力校だろう。
期待のホルムグレンは沈黙
ゴンザガ大期待のフレッシュマン、チャット・ホルムグレンは2得点5リバウンド2ブロックと沈黙。
オフェンスではテキサス大のディフェンスに苦しめられ、ディフェンスでもフィジカルなプレーで4ファールに追い込まれた。
2ブロックを記録し、ディフェンスでは一定以上の存在感を残したが、ほぼ完ぺきに押さえ込まれていた。
来年のドラフト1位指名候補にも名前が上がるホルムグレンだが、フィジカルコンタクトへという課題が明確なホルムグレンには良い経験になったはずだ。
これからもフィジカルなチームを相手に苦しむことが予想されるが、シーズンを通じた成長でどこまで対応が出来る様になるか楽しみにしたい。
快勝の中に課題も
前半で47-27と20点差を付け、試合の大勢を決めたゴンザガ大だったが、決して課題が無かったわけでは無い。
昨季のNCAAトーナメント決勝では、ベイラー大のフィジカルなプレーに圧倒されたゴンザガ大。この試合でも、スモールラインナップを敷き、機動力と強度を増したディフェンスに攻めあぐね、点差が縮められた時間帯も。
オフェンスではゲームを支配したティミーも、高さや機動力には欠け、ディフェンスではホルムグレンのステップアップが必要不可欠だ。
11月の下旬には、昨季のFinal4で熱戦を演じたUCLA、カレッジ屈指のタレント軍団デューク大との2連戦が予定されており、この2試合はシーズンを占う大事な試合となるだろう。
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