ゴンザガ対UCLA、シーズン序盤の頂上決戦の行方は?

APランキングで全米1位にランクされるゴンザガ大と同2位のUCLA。

今年のNCAAトーナメントFinal4の再戦となった両校の対戦は、シーズン序盤の大一番として全世界の注目を集めた。

NCAAトーナメントではジェイレン・サッグスのブザービーターで劇的な決着を迎えた同カードだったが、今日の試合では攻めあぐねるUCLAに対し、前半からゴンザガ大が大量リード。

前半を45-25のゴンザガ大20点リードで終えると、後半も常にセーフティリードをキープし83-63で快勝。まだシーズン序盤ではあるものの、現時点では絶対的な全米No1チームである事を印象付けた。


アンドリュー・ネムハードが攻守でゲームをコントロール


この日のゴンザガ大を牽引したのはエースのドリュー・ティミーでも、来年のドラフト上位指名候補のチェット・ホルムグレンでも無く、司令塔のアンドリュー・ネムハードだった。

チーム初得点となるランニングジャンパーを沈めると、その後も知的かつタフなプレーでゲームハイの24得点。ディフェンスがネムハードに寄れば、裏をかいたアシストを供給し、6本のアシストを記録した。

ディフェンスではUCLAのエース、ジョニー・ジュゼンにマッチアップし、11得点に抑え込んだ。

ゴンザガ大では、エースのティミーも18得点8リバウンド。後半にUCLAが勢いに乗ろうとする度に、淡々とインサイドで得点を重ね、UCLAに流れを掴む事を許さなかった。

ユニコーンの異名を持つホルムグレンも15得点4ブロックの数字以上にスケールの大きなプレーで、ドラフト上位指名候補のポテンシャルの高さを見せつけた。

エースと司令塔が沈黙したUCLA

今年4月の同カードでは延長にもつれ込む熱戦を見せ、リベンジが期待されたUCLAだったが、今回は前半で20点差を付けられ大敗。

Final4では29得点を上げたエースのジョニー・ジュゼンが11得点、17得点7アシストを記録した司令塔のタイガー・キャンベルが11得点1アシストと、ゴンザガ大のガード陣に抑え込まれ、序盤から全く流れを引き込む事が出来なかった。

大敗を喫したとは言え、まだ11月。強豪ひしめくPAC-12のレギュラーシーズンを経て、3月には今とは全く違うチームに成長していても驚きは無い。

ジュゼン、キャンベル共にこのまま黙っている様なタイプとは思えず、3月にはまたトーナメントを駆け上がって来るだろう。

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