ドラ1候補ジャバリ・スミスがカンファレンスの最優秀新人賞を受賞

オーバーン大のフレッシュマンフォワード、ジャバリ・スミスJr。

その名の通り、元NBAプレーヤーのジャバリ・スミスを父に持つ2世プレーヤーで、高いシュートスキルと驚異的な機動力から、今年のドラフト1位指名候補に名前が挙がる。(ちなみにクワミ・ブラウンとは従兄弟らしい)

レギュラーシーズンが終わり、スミスはオーバーン大の所属するカンファレンスであるSoutheastern Conference(SEC)の個人賞が発表。

スミスはSECの最優秀新人賞を受賞すると同時に、カンファレンス1stチームにも選出された。

オーバーン大のプレーヤーがSECの最優秀新人賞を受賞したのは1999年のクリス・ポーター以来2人目の快挙だ。

※スタッツは日本時間3月10日時点の数字。



プロフィール:ジャバリ・スミスJr

所属:オーバーン大
生年月日:2003年5月13日
学年:フレッシュマン
ポジション:PF/SF
身長:6フィート10インチ(208.3cm)
出身校:サンディクリークハイスクール(ジョージア州)
主な個人賞:McDonald's All-American (2021)/SEC Freshman of the Year (2022)/First-team All-SEC (2022)

ハイライト


※背番号10番がスミス

アウトサイドシュートに優れるエリートオールラウンダー

高校時代はESPNによる有望高校生ランキングで学年6位にランクされたスミス。

当然、マクドナルドオールアメリカンにも選出され、オーバーン大男子バスケットボールチーム史上、最も評価の高い新入生として、鳴り物入りでカレッジに乗り込んだ。

カレッジでは得意のアウトサイドシュートを武器に平均17.1得点を記録。3PTシュート成功率43.6%、FT成功率82.2%とフレッシュマン、しかもサイズの大きなプレーヤーとしては、驚異的なシュートスキルを有する。

ミッドレンジからもスムースなストロークからタフなシュートを沈める事が出来る。

爆発力もあり、2022年2月16日の対バンダービルト大戦では7本の3PTを沈め、31得点を叩き出している。

直近6試合中5試合で20得点以上を記録しており、シーズン終盤に入り、オフェンスでの支配力を増している。

FG成功率は44.2%と物足りないのは、ジャンプシュートメインのセレクション故だろう。

ハンドリングが向上し、ストライドの長いドライブが安定して出てくれば、シュート成功率は飛躍的に向上するだろう。

ディフェンスにも優れる2wayプレーヤー

身長208.3cmのプレーヤーとしては、身体能力も驚異的。

特に横のクイックネスに優れ、1番から5番まで全てのポジションのプレーヤーをマークする事が出来る。

リバウンド数こそ平均6.9本と物足りないが、ブロック、スティール共に平均1本を超えているのは優秀。

攻守にこれといった弱点が無く、どのチームからも必要とされるエリートプレーヤーだ。

オーバーン大はFinal4有力候補の一角

スミス擁するオーバーン大は、カンファレンスの最優秀選手賞にも選出された守護神のウォーカー・ケスラー、強気なガードコンビのKD・ジョンソン、ウェンデル・グリーンJrとタレントが揃い、強豪SECのレギュラーシーズンを制覇。

APランキングでは全米4位にランクされ、NCAAトーナメントへも上位シードでの出場が確実。上位進出も期待される。

オーバーン大は2019年にNCAAトーナメントでチーム史上初のFinal4進出を果たしている。

調子を上げているスミスのポストシーズンでの活躍次第では、チーム史上2度目のFinal4進出も見えてくるだろう。

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