NCAAトーナメント2022:デューク大が逆転勝利でELITE8に

2回戦でミシガンステイト大に勝利したデューク大は、Elite8進出をかけ、テキサステック大と対戦。

前半、テキサステック大のタフなディフェンスに苦しみ、リードを許したデューク大だったが、エースのパオロ・バンケロと今大会好調のジェレミー・ローチが後半にステップアップ。

バンケロの22得点4アシスト、ローチの15得点5アシストの活躍でデューク大が78-73で勝利し、ELITE8にコマを進めた。

今季限りでの勇退が決まっているデューク大のヘッドコーチ、コーチKは、この試合の勝利で、NCAAトーナメント通算100勝を達成した。



バンケロとローチの活躍でデューク大が逆転勝利


前半、連続ターンオーバーからのイージーバスケットを許し、テキサステック大に主導権を握られたデューク大。

テキサステック大のタフなディフェンスにも苦しみ、前半を29-33の4点ビハインドで終えた。

後半に入ると両チームが次々とシュートを沈め、点の取り合いに。

一時はデューク大がバンケロの得点で逆転するも、テキサステック大がケビン・マカラーのバスケットカウント等で再度優位に。その後も両者譲らず、リードが何度も入れ替わる一進一退の攻防が続いた。

デューク大は、残り2分54秒にバンケロが値千金のプルアップ3を決め、69-68とリード。続くディフェンスでビッグマンのマーク・ウィリアムスがブロックショットを決め、流れを引き寄せると、ローチが2本連続でジャンパーを沈め、残り1分半で73-68とリードを5点に広げた。

テキサステック大もアドニス・アームスの連続て得点で残り13.1秒で75-73の2点差に詰め寄ったが、デューク大は落ち着いてファールゲームのFTを決め、78-73でデューク大がELITE8進出を決めた。

デューク大のエース、バンケロはゲームハイの22得点に加え4アシストを記録。得点能力の高さだけでなく、視野の広さも光った。

バンケロはトーナメントの3試合で平均4アシストを残し、単なるスコアラーとしてだけでなく、ゲームメイクでもタレント揃いのデューク大のオフェンスを牽引している。

2本のビッグショットを沈め、勝利を引き寄せたローチも15得点5アシスト。今季平均8.6得点のローチだが、NCAAトーナメントの3試合で平均14得点を決め、デューク大ELITE8進出の立役者となっている。

FINAL4進出をかけアーカンソー大と対戦

ELITE8に勝ち進んだデューク大は、全米制覇を達成した2015年以来となるFINAL4進出をかけ、アーカンソー大と対戦。

アーカンソー大は今季平均87.2得点とカレッジNo1の破壊力を誇るゴンザガ大を68得点に抑え込み、ELITE8に進出したチーム。デューク大にとっても手ごわい相手となるだろう。

デューク大最大のライバルであるノースカロライナ大(UNC)もELITE8に進出し、両校共にもう1勝すれば、FINAL4でのライバル対決が実現する。

レギュラーシーズンの最終戦で、デューク大はUNCに81-94で敗戦。デューク大としてはコーチKをUNCに負けたまま引退させる事は出来ないだろう。

FINAL4での対戦が実現すれば、歴史に残る激戦となる事必須だろう。

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