NCAAトーナメント2022:ゴンザガ大が激戦を制しSWEET16に
昨年のNCAAトーナメントでは準優勝を果たし、今年も優勝候補と目されるゴンザガ大。
初戦でジョージアステイト大に勝利し、SWEET16進出をかけ、メンフィス大と対戦。
ゴンザガ大が第1シード、メンフィス大が第9シードと、シード順位ではゴンザガ大が大きく上回るが、メンフィス大はサイズと身体能力に恵まれるプレーヤーが揃い、決して侮れない相手だ。
前半をビハインドで終えたゴンザガ大だったが、ドリュー・ティミーとアンドリュー・ネムハードの活躍で、82-78と逆転勝利を収め、SWEET16にコマを進めた。
メンフィス大のフィジカルでアグレッシブなプレーに後れを取り、前半を31-41の10点ビハインドで終えたゴンザガ大。
劣勢に立たせる中、後半ステップアップしたのは、上級生インサイドのドリュー・ティミーだった。
前半は僅か4得点に抑え込まれたティミーだったが、後半に覚醒。
得意のインサイドプレーだけでなく3PTも決め、後半開始から1人で11連続得点を叩き出し、チームを勢いづけた。
終盤には、司令塔のアンドリュー・ネムハードが要所で2本の3PTを沈め、粘るメンフィス大を引き離した。
ネムハードはメンフィス大のファールゲームに対してもキッチリFTを決め、ゴンザガ大が82-78の逆転勝利を収めた。
ゴンザガ大ではティミーが25得点14リバウンド、ネムハードが23得点5アシストを記録。上級生2人の活躍で、ゴンザガ大が激戦を制した。
イマニ・ベイツ、ジェイレン・ドゥーレンと2人の注目フレッシュマンが入学し、躍進を期待されたが、シーズン序盤は中々波に乗れず。
カンファレンスゲームに入っても浮上のキッカケを掴めず、一時は9勝8敗までシーズン成績を落とすも、そこから12勝2敗と立て直し、NCAAトーナメント出場を果たした。
この試合ではシニアのディアンドレ・ウィリアムスがインサイドで気迫のプレーを見せ、14得点7リバウンド。
チーム全体でアグレッシブにリバウンドに飛び込み、リバウンド総数ではゴンザガ大を上回った。
ゴンザガ大に逆転を許した後も、アレックス・ロマックスがフィジカルなプレーで得点をあげ食い下がるも、後一歩及ばなかった。
ゴンザガ大ではティミー、ネムハード、ラシール・ボルトン、メンフィス大ではウィリアムス、ロマックス、タイラー・ハリスと両校のシニアの活躍が光る好ゲームだった。
青田買いであるNBAドラフトで高評価を受けるのは、年齢の若い下級生だが、カレッジバスケで勝敗を決するのは経験を積んだ上級生達のプレー。
この試合に勝利したゴンザガ大も昨年の雪辱を果たし、NCAAトーナメントで優勝する為には、この先も上級生の活躍がキーとなるだろう。
The Zags are dancing on to the #Sweet16 for the seventh time in a row! 🕺
— NCAA March Madness (@MarchMadnessMBB) March 20, 2022
Top ranked Gonzaga gets the hard fought W over (9) Memphis 82-78#MarchMadness pic.twitter.com/2i1rWMN1MQ
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