NCAAトーナメント2022:デューク対UNC、世紀の一戦の行方は?

カレッジバスケで最大のライバル関係にある、デューク大とノースカロライナ大(UNC)。

両校共にノースカロライナ州にあり、ACCに所属。共にカレッジバスケ屈指の名門であり、これまで数々の名勝負を生んできた。

その両校がNCAAトーナメントFINAL4で激突。長きにわたりライバル関係にある両校だが、NCAAトーナメントでの対戦はこれが初めてだ。

しかも、デューク大のヘッド―コーチにして、カレッジバスケ史に残る名将コーチKは今季限りでの勇退が決まっている。コーチK時代、最初で最後のNCAAトーナメントでのライバル対決とあって、この試合にはこれ以上無い程の注目が集まった。

カレッジバスケ史に残る世紀の一戦は、その期待を遥かに超える激戦に。

UNCのガード、ケイレブ・ラブが後半だけで22得点の活躍を見せ、UNCが81-77で世紀の一戦に勝利した。



ライバル校の対戦は歴史に残る名勝負に


カレッジ最大のライバル対決がFINAL4で実現。両校のNCAAトーナメントでの対戦は史上初。しかもコーチK最後のNCAAトーナメントでの対戦とあって、大きな注目がこの試合に集まった。

この試合は、とにかくハイライトだけでも見てほしい。

僕の駄文をダラダラ積み重ねても仕方ないので。笑

ドラフト上位指名候補である、デューク大パオロ・バンケロの憎らしい位にそつのないプレー、後半だけで22得点をあげ、しかもプレーの1つ1つが絵になるUNCのケイレブ・ラブの爆発力、両校をここまで支えてきた上級生の意地、様々な物が詰め込まれ、観る者に訴えかけてくる素晴らしい試合だった。


特に、上の試合終盤、後半残り3分32秒からはノーカットでの試合映像も公式から。この終盤だけでも一進一退の激戦が繰り広げられ、必見の一言。

是非、ハイライトでだけでも世紀の一戦を楽しんで頂ければと。

勝利したUNCは全米王者の座を掛け、準決勝でビラノバ大を破ったカンザス大と対戦する。

コーチKのコーチングキャリアに終止符が


実に47シーズンに渡りデューク大を率いてきたコーチK。

その長いキャリアにおいて、史上最多となる通算1202勝、これまた史上最多のNCAAトーナメント通算101勝と前人未踏の記録を残し、ナショナルチームのヘッドコーチとしても、チームUSAを3度のオリンピック金メダルに導いた。

ラストダンスとなった今大会でも、自身13度目となるFINAL4にチームを導いた。

コーチK最後の試合の対戦相手が、最大のライバルであるUNCだったのは何の因果だろうか。

アーミーでヘッドコーチとしてのキャリアを始めたコーチKが、デューク大の指揮を執り始めたのは1980-1981シーズンから。デューク大のヘッドコーチとして、コーチKに初めての黒星を付けたのもUNCだった様だ。

今日の試合は、この両校だからこそ生まれた、歴史に残る素晴らしい試合となった。

コーチKは今季をもっての勇退が決まっており、来季からはジョン・シャイアーがその職を引き継ぐ。

UNCも昨季をもって、名将ロイ・ウィリアムズが勇退し、後任のヒューバート・デイビスが就任初年度にしてNCAAトーナメント決勝に進出。

来季のデューク大には、3人のマクドナルドオールアメリカンを含む、有望新入生が入学予定。シャイア―のヘッドコート就任初年度となる、来季のデューク大にも期待したい。

コメント

  1. 凄まじい試合でしたね。
    次期HCのシャイヤーは懐かしい。2010年のチャンピオンメンバーでしたっけ?シングラーとかプラムリーがいた気がします。地味だけど良いガードだった。

    返信削除
    返信
    1. ライバルである両校の意地がぶつかる素晴らしい試合でしたね。
      シャイア―は仰る通り、2010年に全米制覇を達成したチームのメンバーでしたね。
      今季の主力の多くはNBAに行くかと思いますが、来季のデュークにも凄い新入生が入りるので楽しみです。

      削除

コメントを投稿