NBAドラフト2022:衝撃のスタンディングリーチを記録したビッグマン、マーク・ウィリアムス

デューク大のソフォモアビッグマン、マーク・ウィリアムス。

カレッジ2年目となった今季、チームの守護神としてNCAAトーナメントFinal4進出に貢献。自身もカンファレンスの最優秀ディフェンス選手賞を受賞した。

カレッジ屈指のディフェンシブビッグであるウィリアムスが、ドラフトコンバインの身体測定で、驚異的なスタンディングリーチの数字を記録した。

マーク・ウィリアムス

所属:デューク大
学年:ソフォモア
生年月日:2001年12月16日
ポジション:C
出身:IMGアカデミー(フロリダ州)
主な受賞歴:ACC Defensive Player of the Year (2022)
シーズンスタッツ:23.6分11.2得点7.4リバウンド0.9アシスト2.8ブロック0.5スティール
FG72.1%/3PT0%/FT72.7%

身体測定結果

身長(裸足):213.4cm
身長(靴込);218.4cm
体重:110kg
ウイングスパン:229.9cm
スタンディングリーチ:297.2cm
※2022年ドラフトコンバインでの測定結果

ハイライト

急成長を遂げたビッグマン

デューク大のソフォモアビッグマン、マーク・ウィリアムス。

高校は強豪のIMGアカデミー出身で、日本人プレーヤーの田中力君ともチームメイトだった。

カレッジ1年目は平均15.2分の出場で、7.1得点4.5リバウンド1.4ブロックに留まったが、2年目の今季は大きく飛躍。

平均23.6分の出場で11.2得点7.4リバウンド2.8ブロックを記録し、強豪カンファレンスであるACCの最優秀ディフェンス選手賞も受賞。

簡単に飛ぶことなく、我慢ができる様になった事で、ブロック数は倍増した。

また、ポストアップに対しても0.62PPP(84thパーセンタイル)とマッチアップを抑え込んだ。

オフェンスでもそのサイズと機動力を武器にフィニッシャーとして躍動。リング周辺でのシュートでは、1.56PPP(98thパーセンタイル)と非常に効果的な数字を出している。

ただ大きいだけでなく、反応の良さ、セカンドジャンプの速さも際立っていた。

その一方で、ポストアップのシチュエーションでの0.90PPP(65thパーセンタイル)は彼のサイズ、身体能力を考えれば物足りない数字。

自身で得点をクリエイトするスキルはまだまだ発展途上だ。

驚異的なスタンディングリーチを記録

シーズン終了後にNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明したウィリアムス。

ドラフトコンバインでの身体測定で、ウィングスパン229.9cm、スタンディングリーチ297.2cmという驚異的な数値を記録した。

勿論、ウイングスパン、スタンディングリーチ共に、今年のコンバイン身体測定の参加者でNo1の数値。

ウイングスパンの長さもさることながら、スタンディングリーチの高さはコンバインでの歴代トップレベルの水準。

この数値がどれだけ凄いかは、過去のコンバインでのスタンディングリーチ上位者と並べてみるとよく分かるだろう。

ルディ・ゴベール:292.1cm
モハメド・バンバ:293.4cm
ボル・ボル:293.4cm
マーク・ウィリアムス:297.2cm
タッコ・フォール:311.2cm

上述の通り、ウィリアムスは単に大きいだけでは無く、機動力や反応の良さにも優れる。

高さはNBAでもトップレベルにあり、NBAでもオールディフェンシブチーム入りや、最優秀ディフェンス選手賞を狙えるポテンシャルを秘めたディフェンシブビッグだろう。


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