イマニ・ベイツは地元イースタンミシガン大へ

高校時代には"レブロン以来最高の高校生"とも評されたイマニ・ベイツ。

進学を1年早め、昨季からメンフィス大へと進学したが、故障もあり、当初の期待ほどの活躍は出来ずに終わった。

ベイツはシーズン終了後にメンフィス大を去る事を決意。地元であるイースタンミシガン大(EMU)への転校を明らかにした。

Memphis transfer Emoni Bates has commited to Eastern Michigan, per @on3sports

EMU is in Bates’ hometown, Ypsilanti, Michigan. @brhoops pic.twitter.com/YhsSDVmVKa

— Bleacher Report (@BleacherReport) June 29, 2022

イマニ・ベイツ

所属：イースタンミシガン大
生年月日：2004年1月28日
ポジション：SF/PG
出身：イプシプレップアカデミー(ミシガン州)
主な受賞歴：Gatorade National Player of the Year (2020)

ハイライト

※高校時代のハイライト

メンフィス大ではPGに挑戦も

2020年に高校最優秀選手賞であるゲータレード賞を受賞したイマニ・ベイツ。

ソフォモア(日本の高1相当の学年)での受賞は史上初であり、"レブロン以来最高の高校生"との評価も受け、その名声は世界中に轟いた。

高校卒業を1年早め、2021-2022シーズンからカレッジへ。

ペニーことアンフェニー・ハーダウェイが指揮を執るメンフィス大に進学し、PGにも挑戦するとあって、大きな注目を集めた。

デビューから3試合は平均16得点と上々の立ち上がりを見せたが、その後はカレッジの壁に阻まれ苦戦。

故障もあり、18試合に出場し、平均9.7得点1.3アシストに留まった。

当初の期待を考えると満足な数字とは言えないかもしれないが、開幕時点では17歳だったフレッシュマンの1年目としては十分な数字だった事には触れておく。

地元EMUへ

2004年1月生まれのベイツは、年齢の関係上2022年のドラフトにはエントリー出来ず。

メンフィス大で2シーズン目を過ごすか、他大へ転校するか、はたまたGリーグや海外プロに挑戦するのか、その動向には注目が集まった。

そして、ベイツが選んだのは彼の地元であるミシガン州イプシランティのEMUへの転校だった。

EMUはMid-American Conference(MAC)に属し、昨季の成績は10勝21敗。1998年以降NCAAトーナメントの出場からは遠ざかっている。

決して強豪校ではないが、これまで過度なまでに注目を浴びてきたベイツにとって、落ち着ける地元への帰還は良い選択に思える。

身長こそ、SFとして高めだが、ウイングスパンは短く、身体能力にも欠けるベイツがNBAで成功する為には、プレーヤーとしての完成度を飛躍的に高める必要があるだろう。

ルール上は2023年のドラフトにアーリーエントリーが可能だが、地元のヒーローとして数年間EMUで活躍してほしいと僕は思う。

EMUには、高校時代にIMGアカデミーで全米制覇を経験したガードのノア・ファラカンも在籍しており、ベイツとのデュオは中々に豪華。

一ファンとして、この転校がベイツのキャリアにおいてプラスに作用する事を願う。