NCAAトーナメント2023:決勝はUCONN対サンディエゴステイト大の対戦に

NCAAトーナメントも遂にFINAL4に入り、カレッジバスケットボールファンの長い3月も遂に終わりを迎えようとしている。

FINAL4ではフロリダアトランティック大(FAU)とサンディエゴステイト大、コネチカット大(UCONN)とマイアミ大が激突。

それぞれサンディエゴステイト大とUCONNが勝利を収め、2023年のNCAAトーナメント決勝にコマを進めた。


サンディエゴステイト大が劇的な逆転勝利を飾る


FINAL4の第1戦目、サンディエゴステイト大対FAUを優位に進めていたのはFAU。

後半残り13分53秒の時点で56-42と14点のリードを有していた。

そこからサンディエゴステイト大が3PT攻勢で接戦に持ち込み、射程圏内に詰め寄るも同点に追いつく事は出来ず。

試合時間残り17.5秒、71-70でFAUがリードし、FAUボールのスローインから試合はラストプレーに。

FAUのジョネル・デイビスのドライブをサンディエゴステイト大のネイサン・メンサが防ぎ、リバウンドをラモント・バトラーに繋ぐ。

バトラーはそのままフロントコートまでプッシュし、右サイドのコーナーまでボールを運ぶと、そのまま試合の行方を掛けた1対1に。

左にドリブルを付き、プルアップからのミッドレンジジャンパーを放つと、ボールはブザーと共に美しくリングを通過。

サンディエゴステイト大が72-71で劇的な逆転勝利を収めた。

サンディエゴステイト大のこれまでのNCAAトーナメントでの最高成績は2011年と2014年のSWEET16。

NCAAトーナメント史に残るブザービーターの勢いそのままに、チーム史上初の全米制覇を狙う。

UCONNが快勝でチーム史上5度目の決勝へ


FINAL4の第2戦目はUCONN対マイアミ大。

試合開始早々にジョーダン・ホーキンスとアダマ・サノゴが連続で3PTを沈め、UCONNがリードを奪う。

マイアミ大もディフェンスの強度を上げ、TOからの速攻を狙うが、UCONNはすかさずTOを取ってアジャスト。

UCONNのディフェンスの要であるアンドレ・ジャクソンがファールトラブルに陥るが、チームディフェンスでマイアミ大のエース、アイザイア・ウォンを抑え込んだ。

前半終了間際にアレックス・キャラバンが3PTのブザービーターを沈め、37-24で試合を折り返す。

後半に入り、マイアミ大が度々流れを掴みかけるが、その度にUCONNのベンチプレーヤー、ドノバン・クリンガンやジョーイ・カルカテラが流れを断ち切る好プレーを見せ、リード維持。

72-59の快勝でチーム史上5度目の決勝進出を果たした。

UCONNは今大会で5試合全てに2桁以上の得点差で勝利。

この試合でも、ヘッドコートのベンチワーク、安定した主力の活躍、ベンチメンバーの層の厚さとUCONNのチームとしての総合力の高さを見せつけていた。

ここまでの試合運びを見ればUCONNが有利と言えるが、何が起きるか分からないのがNCAAトーナメント。

決勝は現地時間4月3日に行われる予定。


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