NBAドラフト2023:今ドラフト屈指のスキルビッグ、ジェイレス・ウォーカー
気づけば今年もドラフトまで、もう1週間という事でご無沙汰のドラフトネタを。
今回はヒューストン大からのアーリーエントリー、ジェイレス・ウォーカーを。
名門IMGアカデミー出身で、一時は日本人プレーヤーの田中力君ともチームメイトだったスキルビッグ。
その身体能力やスキルの総合力から、ドラフトでも1巡目上位指名が予想される。
所属:ヒューストン大
学年:フレッシュマン
生年月日:2003年9月4日
ポジション:PF
出身:IMGアカデミー(フロリダ州)
主な受賞歴:ACCAAC Freshman of the Year (2023)/Second-team All-AAC (2023)
シーズンスタッツ:27.6分11.2得点6.8リバウンド1.8アシスト1.3ブロック1.0スティール1.5TO/FG46.5%/3PT34.7%/FT666.3%
全米屈指のタレントを有するIMGアカデミーでも、直ぐにローテーションの一角に入り、GEICOナショナルズ制覇も経験。
その後もチームの主力として活躍し、最終学年では有望高校生プレーヤーの代名詞であるマクドナルドオールアメリカンや、Hoop Summitのメンバーにも選出されている。
下級生の頃はその多彩なスキルと屈強なフィジカルを上手く使いこなしきれていない印象だったが、高校ラストシーズンでは、キヨンテ・ジョージ(ベイラー大)、ジェット・ハワード(ミシガン大)と言ったオールラウンダーが揃うチームで、スキルビッグとして効果的なプレーを見せてくれた。
カレッジ、NBAでの豊富なコーチングキャリアを有するHC、ケルビン・サンプソンの下、2021年、2022年と連続でNCAAトーナメントELITE8に進出し、2021年にはFINAL4にも到達した強豪だ。
堅牢なディフェンスを武器とするヒューストン大で、強靭なフィジカルと全ポジションをカバー出来る機動力を有するウォーカーは早くから主力として活躍。
スタッツの数字だけを見れば跳び抜けてはいないものの、ブロックとスティールは共に1試合平均1本を超え、ディフェンスでは絶大な存在感を発揮した。
NCAAトーナメントにも第1シードで出場し、SWEET16に進出するも、FINAL4に進出したマイアミ大の前に敗退。
シーズン最終戦でも16得点11リバウンド5アシスト4ブロックとオールラウンドな活躍を見せたウォーカーは、NBAドラフトにアーリーエントリーをする道を選んだ。
裸足身長:199.4cm
体重:112.8kg
ウイングスパン:219.7cm
スタンディングリーチ:265.4cm
垂直跳び(助走有):96.5cm
最高到達点:362cm
を記録。
身長こそインサイドプレーヤーとしては小さめだが、ウイングスパンも長く、助走有での垂直跳びでも96.5cmを記録し、身体能力の高さを見せつけた。
スプリントやレーンアジリティの数字も良く、そのフィジカルと身体能力から、ディフェンスではガードからビッグまで全てのポジションをカバーするプレーヤーになる事が期待出来る。
オフェンスで跳び抜けたスキルこそない物の、1試合平均2.8本の3PTを放ち成功率は34.7%とこの年齢のビッグマンと思えば悪くない数字で、フェイスアップの1対1からプルアップジャンパーを沈める事も。リング周りではフローターを打つことも好む。
また、ハンドリングやパッシングスキルも高く、フィジカル・身体能力・スキルと3拍子揃った今ドラフト屈指のスキルビッグだ。
アウトサイドシュートやリング周りでのフローターを好んで打つが、彼のフィジカルを考えれば、インサイドで力強くフィニッシュすれば、得点効率は更に上がるはず。
高校時代から、自身でもっと得点を狙いに行くことが出来るにも関わらず、パスを選択する場面も。
その多彩なスキルを効果的に引き出すセレクションが身に付けば、プレーヤーとして大きく化けるだろう。
経験を積み、スキルや能力に判断が追い付けばNBAでもスタープレーヤーになる事の出来るタレント。今年のドラフトでも1巡目10位内では指名されるだろう。
大人びた風貌だけれど、19歳のルーキーな訳で、経験の部分は育成力の高いチームに行って上手く積み上げていってほしいなと。
ドラフトネタを書いていていつも思うのが、どの候補生も皆能力は高く、化けるかどうかは勿論本人の資質も有るだろうけれど、どのチームに行くか、そこで誰に出会うか、みたいな運の要素も結構強いのだろうなと。
何位で指名されるかよりも、相性の良いチームに行ってほしいなと願うばかり。
学年:フレッシュマン
生年月日:2003年9月4日
ポジション:PF
出身:IMGアカデミー(フロリダ州)
主な受賞歴:ACCAAC Freshman of the Year (2023)/Second-team All-AAC (2023)
シーズンスタッツ:27.6分11.2得点6.8リバウンド1.8アシスト1.3ブロック1.0スティール1.5TO/FG46.5%/3PT34.7%/FT666.3%
ハイライト
早くから頭角を現した世代屈指のスキルビッグ
2018年に開催されたJr NBA World Championshipでも活躍し、高校入学前から注目を集めていたジェイレス・ウォーカー。強豪ヒューストン大でも主力に
多くのカレッジから受けたウォーカーが進路に選んだのはヒューストン大。フィジカル・身体能力・スキルと3拍子揃う
ドラフトコンバインでの身体測定では、体重:112.8kg
ウイングスパン:219.7cm
スタンディングリーチ:265.4cm
垂直跳び(助走有):96.5cm
最高到達点:362cm
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