NBAドラフト2024:来年のドラフト予習は今年の内に

さて今年も残すところ後わずか。

来年のドラフト予習は今年の内にという事で、来年のドラフト予習ネタ。僕の推し候補を。

あくまで僕の推しという事なので、その辺予めご容赦ください。

米国外のバスケ情報はカバーしていないので、カレッジ、Gリーグイグナイトでプレーしているプレーヤーのみとなります。

身長に関してはチーム公式プロフィールの数字を。今年の内に書き終えなければ...

ロン・ホランド

氏名(英語表記)：Ron Holland
所属：Gリーグイグナイト
生年月日：2005年7月7日
出身：ダンカンビルハイスクール(テキサス州)
ポジション：SF/PF
身長：203.2cm

ハイライト

プロの世界で進化を続ける2wayウィング

Gリーグイグナイトでプレーするロン・ホランドは来年のドラフトで上位指名が予想される2wayウイングだ。

Gリーグで15試合プレー時点で、平均18.5得点6.7リバウンド3.0アシスト2.3スティール1.1ブロックを記録している。

203,2cmの身長と高い身体能力を備え、ドライブや速攻からはダイナミックなフィニッシュを。

3PT成功率は23.4%と要改善だが、高校時代と比較してアウトサイドからのスコアリングスキルも確実に成長を見せている。

Gリーグでもスコアリングスキルを証明しつつあるホランドだが、現時点での長所はディフェンスだろう。

そのサイズと身体能力から1番から4番までカバー。また、上位指名候補ながら常に全力でプレーするモーターを有している点は大きな魅力。リバウンドへの嗅覚と意欲も高い。

攻守両面での貢献度の高さ、勝利へのあくなき執念はNBAのスター、ジミー・バトラーを想起させ、絶対的1位指名候補不在の来年のドラフトでは、1位指名を受ける可能性もあるだろう。

マタス・ブゼリス

氏名(英語表記)：Matas Buzelis
所属：Gリーグイグナイト
生年月日：2004年10月13日
出身：サンライズクリスチャンアカデミー(カンザス州)
ポジション：SF
身長：208.3cm

ハイライト

正統派の大型オールラウンダー

Gリーグイグナイトでプレーするウイング、マタス・ブゼリス。

故障で出遅れたが、8試合出場時点で平均13.3得点5.6リバンド1.9アシスト1.3スティール1.4ブロックを記録している。

身長208.3cmとウイングとしては恵まれた身長と、ハンドリング、パッシング、シューティングと高いレベルのスキルが魅力の正統派オールラウンダー。

身体付きは華奢だが、NBAでも通用するフィジカルを身に付ければ、セカンドハンドラーとしてもプレー出来るだろう。

また、現時点での3PT成功率は22.2%と低調だが、FT成功率は76.9%と上々で大型シューターとしてのポテンシャルも。

突出したスキルや身体能力があるプレーヤーでは無いが、オールラウンドなスキルセットとその身長は魅力。

全盛期のゴードン・ヘイワードの様なプレーヤーへの成長を期待したい。

アイザイア・コリア―

氏名(英語表記)：Isaiah Collier
所属：USC
学年：フレッシュマン 生年月日：2004年10月8日
出身：ウィーラーハイスクール(ジョージア州)
ポジション：PG
身長：195.6cm

ハイライト

パワフルな大型ゲームメイカー

USCのフレッシュマンガード、アイザイア・コリア―。

高校時代にはESPNから学年No1プレーヤーの評価を受け、有望高校生によるオールスターゲームのマクドナルドオールアメリカンでMVPを獲得している。

鳴り物入りでUSCに入学したコリア―は12試合に出場時点で15.7得点2.9リバウンド4.2アシスト1.3スティール0.3ブロックを記録。

身長195.6cm体重95.3kgとフレッシュマンながらに屈強なフィジカルを誇り、ドライブや速攻での突破力・推進力の高さはカレッジでも屈指のレベル。

パワフルなドライブからフィジカルコンタクトを物ともせずにシュートをねじ込んでくる。

司令塔としても平均4.2アシストを記録するが、平均3.9TOとミスの多さが玉に瑕。

FG成功率は48.9%とガードとしては高水準で成功率31.4%の3PTにも成長を期待。

チームは現在6勝6敗と苦しんでおり、ここから更に1段ギアを上げたパフォーマンスでチームを勝利に牽引してほしい。

ライアン・ダン

氏名(英語表記)：Ryann Dunn
所属：バージニア大
学年：ソフォモア 生年月日：2003年1月7日
出身：パーキオメンスクール(ペンシルバニア州)
ポジション：PF
身長：203.2cm

ハイライト

驚異の身体能力を誇るウルトラディフェンダー

バージニア大のソフォモアウイング、ライアン・ダン。

1年目の昨季は平均13分の出場で2.6得点に留まったが、スターターに昇格した2年目の今季は平均26.2分の出場で9.0得点6.8リバウンド0.9アシスト2.3スティール2.3ブロックと急成長。

特にディフェンス面での存在感は圧巻で、スティール、ブロック共に1試合平均2本超え。

人間とは思えない反応とスピードで、インサイドプレーヤーとしては大きくないもののブロックも量産。

NBAでも1番から4番までディフェンスをする事が出来るだろう。

オフェンススキルは発展途上だが、その跳躍力と機動力からオープンコートのフィニッシャーとしては優秀だ。

ディフェンスのスペシャリストとしては、中々出てこないレベルの逸材でロッタリーで指名を受けても驚く事は無い。

リード・シェパード

氏名(英語表記)：Reed Sheppard
所属：ケンタッキー大
学年：フレッシュマン 生年月日：2004年6月24日
出身：ノースローレルハイスクール(ケンタッキー州)
ポジション：SG/PG
身長：190.5cm

ハイライト

※高校時代のハイライト

痒い所に手が届くコンボガード

ケンタッキー大のフレッシュマン、リード・シェパード。

ケンタッキー大で2度の全米制覇を達成し、NBAでもプレーしたジェフ・シェパードを父に持つ所謂2世プレーヤー。

平均12.6得点4.6リバウンド4.3アシスト2.8スティール0.8ブロックと攻守に隙の無いスタッツを残しつつ、シュート成功率もFG58.5%、3PT57.8%、FT89.5%と超高水準。その上平均1.5TOとミスも少なく、平均ファール数も1.3個と非の打ちどころが無く、フレッシュマンである事が信じられない様な老獪さを持つ。

オフェンスでは堅実なハンドラー、優秀なシューター、個で打開の出来るスコアラー、ディフェンスではロックダウンディフェンダー、狡猾なチームディフェンダーとして痒い所に高次元で手の届くプレーヤーだ。

選手層の厚いケンタッキー大ではベンチ出場がメインだが、スターティングガードであるDJ・ワグナーの負傷によりスターティングで出場した対UNCウィルミントン校戦では、25得点9リバンド6アシスト2スティールを叩き出し、エースとしてチームを牽引した。

ケンタッキー大出身のガードというだけでも自ずと期待が高まるが、更にこれだけの活躍を見せているのだから、NBAでの活躍も期待せずにはいられない。

ケビン・マッカラーJr

氏名(英語表記)：Kevin McCullar Jr
所属：カンザス大
学年：シニア
生年月日：2001年3月15日
出身：カレンワグナーハイスクール(テキサス州)
ポジション：SG/SF
身長：200.7cm

ハイライト

※青の背番号15番がマッカラー

進化を続ける最上級生ウイング

カンザス大のシニアウイング、ケビン・マッカラーJr。

テキサステック大で3シーズンプレーした後にカンザス大に転校し、カレッジラストシーズンとなる今季でカンザス大では2シーズン目。

昨シーズンから主力としてプレーし、平均10.7得点7.0リバウンド2.4アシストを記録していたが、今季は20.4得点6.9リバウンド4.8アシスト1.6スティール0.8ブロックと更なる進化を見せている。

今季はゲームメイクを飛躍させ、シーズンで2度、しかも2試合連続でのトリプルダブルも達成。

また、アウトサイドシュートも好調で、40.8%の3PT成功率83.3%のFT成功率は共にキャリアハイの数字だ。

元々カンファレンスのオールディフェンシブチームに入る優れたウイングディフェンダーだったマッカラーだったが、オフェンスの幅・質に磨きを掛け、カレッジ屈指のオールラウンダーに。

名門校の上級生らしく、バスケットボールIQも高く、安心して指名の出来る候補となるだろう。

カイラン・ボズウェル

氏名(英語表記)：Kylan Boswell
所属：アリゾナ大
学年：ソフォモア
生年月日：2005年4月18日
出身：AZコンパスプレップ(アリゾナ州)
ポジション：PG
身長：188cm

ハイライト

好調アリゾナ大をリードする司令塔

アリゾナ大のソフォモアガード、カイラン・ボズウェル。

学年変更で進学を早めたボズウェルは2年生ながらまだ18歳。

2年目の今季はスターティングガードとしてプレーし、ここまで11試合で12.0得点3.0リバウンド4.4アシスト1.9スティール0.1ブロックを記録している。

若い司令塔ながら平均2.0TOと堅実。固いディフェンスを武器とし、平均1.9スティールを記録するプレーヤーでありながら、平均ファール数も1.3個と無理をしない賢さがある。

3PTシュート成功率43.1%、FT成功率90.0%とシュート精度も高く、ここぞという時には自身で得点をあげる頼もしさも。

サイズや身体能力での魅力は薄いが、固いディフェンス、堅実なゲームメイク、高いシュート精度と下級生とは思えない安心感があり、ロールプレーヤータイプのガードを探しているチームの指名候補となるだろう。

アルマンド・ベイコット

氏名(英語表記)：Armando Bacot
所属：ノースカロライナ大
学年：既卒
生年月日：2000年3月6日
出身：IMGアカデミー(フロリダ州)
ポジション：C
身長：210.8cm

ハイライト

名門のインサイドを支えるブルーワーカー

ノースカロライナ大5年目の既卒生、アルマンド・ベイコット。

キャリア通算リバウンド数とダブルダブル数で同大史上No1の記録を有している。

今季も平均14.8得点10.8リバウンド1.3アシスト0.5スティール1.8ブロックで3シーズン連続での平均ダブルダブルを記録中。

更に、FT成功率は78.3%とキャリア初の7割超えを達成中で、平均ブロック数もキャリアハイの記録だ。

圧倒的なサイズや爆発的な身体能力を有するプレーヤーでは無いが、高い機動力とペイントエリアの確かなスキル、献身的なプレーで着実に貢献。

華は無いが、どのチームもベンチに1人は置いておきたいタイプだろう。

ハードワークとミッドレンジを武器に何だかんだで息の長い選手生命を歩むのではないだろうか。

クレル・ウェア

氏名(英語表記)：Kel'el Ware
所属：インディアナ大
学年：ソフォモア
生年月日：2004年4月20日
出身：ノースリトルロックハイスクール(アーカンソー州)
ポジション：C
身長：213.4cm

ハイライト

※白の背番号1がウェア

機動力の高い現代的ビッグ

インディアナ大のソフォモアビッグ、クレル・ウェア。

高校時代は現シャーロットホーネッツのニック・スミスJrのチームメイトとして活躍した。

高校卒業後はオレゴン大に入学し1シーズンプレーしたが、今季からインディアナ大に転校している。

ここまで12試合で平均14.9得点8.9リバウンド1.8アシスト0.8スティール1.5ブロックを記録。

7フッターながら速攻の先頭を切る走力を有する現代的ビッグ。機動力も高く、ディフェンスで複数ポジションをカバーする事が期待される。

この手の能力系ビッグはファールトラブルに陥りがちだが、ウェアはここまで1試合平均1.8ファールとコントロールが出来ている。

また、試投数こそ1試合平均1.3本と少ないが3PT成功率は37.5%と高確率でシュートタッチも良い。加えてFT成功率は2シーズン連続で7割超えでシューティングビッグとしてのポテンシャルも。

個で打開する支配的ビッグでは無いが、サイズ、現代的ビッグに求められる機動力、アウトサイドからのシュートタッチを揃えまだまだ大きな伸びしろを残すプレーヤーだ。

デュワン・ハリスJr

氏名(英語表記)：Dajuan Harris Jr
所属：カンザス大
学年：シニア
生年月日：2000年12月11日
出身：ロックブリッジハイスクール(ミズーリ州)
ポジション：PG
身長：188cm

ハイライト

全米制覇を支えたいぶし銀の司令塔

カンザス大のシニアガード、デュワン・ハリスJr。

2022年の全米制覇を主力として支えた堅実な司令塔だ。

今季は平均6.8得点2.2リバウンド6.9アシスト1.3スティール0.5ブロックを記録している。

決して大きいガードでは無いが、クイックネスに優れディフェンスには定評が。直近の2シーズン連続でカンファレンスのディフェンシブチームに選出され、昨季はカンファレンスの最優秀ディフェンス選手賞を受賞している。

上級生のガードらしく、ゲームメイクにも安定感があり、直近2シーズンでは平均6アシスト以上を記録。特に速い展開の中でその視野の広さを発揮している。

スコアリング能力の高いプレーヤーでは無いが、ここぞという所ではドライブをねじ込む決定力がある。また、今季はここまで3PT成功率50%とアウトサイドシュートも高確率で決めて来ている。

ディフェンス、ゲームメイクを高水準で備え、ロールプレーヤーとして需要の高いプレーヤーだろう。