投稿

マクドナルドオールアメリカン2023:DJ・ワグナーの活躍でEASTが勝利

イメージ
アメリカ高校バスケで最も権威のあるオールスターゲームである、マクドナルドオールアメリカン。 全米から男女各24名が選出され、EASTとWESTの各男女各2チームに別れ、世代トップレベルのプレーヤー達がその才能を披露する。 今年の男子は例年以上にNBAプレーヤーを父に持つ2世プレーヤーが多く、 ブロニー・ジェームス(父:レブロン・ジェームス) DJ・ワグナー(父:デュワン・ワグナー/祖父:ミルト・ワグナー) ショーン・スチュワート(父:マイケル・スチュワート) アンドレ・ストヤコビッチ(父:ペジャ・ストヤコビッチ) リード・シェパード(父:ジェフ・シェパード) と、実に5人もの2世プレーヤーが選出された。 試合はアイザイア・コリア―の活躍で序盤にリードを奪ったウェストが終始優位に試合を運んだが、終盤のDJ・ワグナーの活躍により109-106でEASTが逆転勝利を飾った。

NCAAトーナメント2023:UCONNがゴンザガを撃破しFINAL4へ

イメージ
NCAAトーナメントも佳境に入り、FINAL4進出をかけたELITE8同士の対戦に。 West Regionの決勝は第3シードのゴンザガ大対第4シードのコネチカット大(UCONN)の対戦に。 前半を39-32とUCONNリードで折り返すと後半はUCONNがリードを広げる一方的な展開に。 82-54とUCONNが圧勝し、全米制覇を達成した2014年以来となる史6度目のFINAL4進出を果たした。

キャメロン・ブーザーが史上2人目となるソフォモアでのゲータレード賞を受賞!!

イメージ
元NBAオールスターであるカルロス・ブーザーを父に持つキャメロン・ブーザー。 近年、元NBAプレーヤーを父に持つ所謂"2世プレーヤー"の活躍が顕著な中、ESPNによる評価でclass of 2025(2025年に高校を卒業する学年)のNo1プレーヤーにランクされる次代のスター候補だ。 今季も所属校のコロンバスハイスクールを州大会制覇に導いたブーザーは、上級生のトッププレーヤー達を差し置き、ゲーターレード社選出の全米最優秀選手賞(ゲーターレード賞)を受賞。 ソフォモア(日本の高1相当の学年)での受賞は2020年のイマニ・ベイツ以来、史上2人目の快挙だ。 キャメロン・ブーザー 所属:クリストファーコロンバスハイスクール(フロリダ州) 学年:class of 2025 生年月日:2007年7月18日 ポジション:PF/C 身長:205.7cm ハイライト 高いレベルでスキルを揃えるオールラウンダー フロリダ州のコロンバスハイスクールでプレーするキャメロン・ブーザー。 昨季はフレッシュマン(日本の中3相当の学年)ながら、双子の兄弟であるケイデン・ブーザーと共にチームをフロリダ州大会制覇に牽引した。 今季もフロリダ州大会制覇を達成し、ソフォモアにして既に州大会を2連覇中だ。 キャメロンは父同様にインサイドプレーヤーながら、プレースタイルは現代的。 ペイントエリアで攻守に存在感を見せるのは勿論、リバウンドやブロックからそのままボールをブッシュし、速攻を演出。 ハーフコートオフェンスではキャッチ&シュートでもプルアップでも、3PTを高確率に決めるシュート精度を誇り、ドライブからフィニッシュにもアシストにも持ちこめるハンドリングスキルとパスの視野とセンスを有する。 現代バスケのオールラウンド化の流れを受け、高校レベルでもオールラウンドなスキルを見せるインサイドプレーヤーは少なくないが、ブーザーの様に高校トップレベルでそのスキルを効果的に発揮できるプレーヤーは稀有な存在だ。 2007年7月生まれのブーザーは、今後身体的にも成長する可能性は十分にあるが、現時点では身長や身体能力に突出するタイプでは無く、ディフェンスでのポテンシャルは限られる。 その分、オフェンスではハンドラーとしてのプレーを向上させ、プレ

NBAドラフト2023:ミシガン大のジェット・ハワードがエントリーへ

イメージ
ミシガン大のフレッシュマンウィング、ジェット・ハワード。 同大のヘッドコーチであり、NBAでオールスターにも選出されたジュワン・ハワードを父に持つ2世プレーヤー。 高校時代は強豪のIMGアカデミーでプレーし、ESPNによる評価では学年44位にランクイン。エリート高校生によるオールスター戦、ジョーダンブランドクラシックのメンバーにも選出された。 1年目のシーズンからミシガン大の主力として活躍したハワードが、NBAドラフトにエントリーすることがミシガン大のTwitter上で公表された。 🚨 Roster News 🚨 G Jett Howard will be forgoing his remaining eligibility and entering the 2023 NBA Draft. #GoBlue ➡️ #ProBlue pic.twitter.com/LXWXyvl6Jt — Michigan Men's Basketball (@umichbball) March 23, 2023 ジェット・ハワード 所属:ミシガン大 学年:フレッシュマン 生年月日:2003年9月14日 ポジション:SF/SG 出身:IMGアカデミー(フロリダ州) 主な受賞歴:Jordan Brand Classic (2022) シーズンスタッツ:31.7分14.2得点2.8リバウンド2.0アシスト0.7ブロック0.4スティール1.3TO FG41.4%/3PT36.8%/FT80.0% ハイライト 強豪IMGアカデミーで活躍 高校時代、当初はフロリダ州のユニバーシティスクール(バーノン・キャリーJrやスコッティ・バーンズもプレーしていたチーム)でプレーしていたが、高校最後の2シーズンは同州内の強豪、IMGアカデミーでプレーした。 当時のIMGは、ハワード同様に即戦力としてカレッジで活躍しているジェラス・ウォーカー(ヒューストン大)、キヨンテ・ジョージ(ベイラー大)等が名を連ねた 全米屈指のスター軍団。そんな中でハワードは器用なスキルと優れたディフェンスで貢献。 実質的な全米最強決定戦であるGEICOナショナルズへの出場を果たすも、準決勝で州内のライバル、モントバードアカデミーに敗退し、高校バスケのキャリアを終えた。

NCAAトーナメント2023:FDUが第1シードのパデュー大を破る歴史的アップセット

イメージ
さて、今年も遂にNCAAトーナメントが開幕。 下位シードが上位シードを撃破するアップセットが続き、今年も正に"March Madness"の様相を呈している。 中でも1番の波乱はパデュー大対フェアリーディキンソン大(FDU)の1戦だろう。 東地区の第1シードでトーナメントに乗り込んだパデュー大は、テキサスサザン大との第16シードを争う"First Four"に勝利したFDUと対戦。 下馬評ではパデュー大が圧倒的有利と見られたが、FDUが63-58で勝利する大波乱。 第1シードが第16シードに敗退するのは、バージニア大がメリーランド大ボルティモアカウンティに敗れた2018年来、史上2度目の出来事だ。

富永啓生がHonorable Mention受賞の快挙

イメージ
ネブラスカ大でプレーする富永啓生がBig Tenカンファレンスの個人賞を受賞する快挙を達成した。 レギュラーシーズンの終了に伴い、カンファレンスの個人賞が発表。最優秀選手賞や最優秀ディフェンス選手賞、新人賞に加え、1stチームから3rdチームまでの計16名の優秀選手が選出された。※2ndチームに同票で6名が選出の為。 それに合わせて、1stから3rdチームには漏れたものの特筆すべきプレーヤー=Honorable Mentionとして21名のプレーヤーも選出され、その内の1名に富永君の名前も。 カンファレンス3rdチームまでに入る事は出来なかったけれど、NCAAディビジョン1でもトップレベルと目されるBig Tenの中でTOP40以内に入る評価を受けたのは間違いなく快挙だ。個人賞受賞者の詳細は コチラ を。

富永啓生狂騒曲、ネブラスカ大の話を備忘録的に

イメージ
普段、中々日本では話題になる事のないアメリカカレッジバスケ。 ネブラスカ大に所属する富永啓生の活躍により、ネブラスカ大の所属カンファレンスであるBig Tenの公式SNSアカウントから彼の特集動画が出たり、それに対してNBAのスーパースターであるステファン・カリーがコメントを寄せたりと、一躍"富永啓生狂騒曲"が流れている。 そんな富永君の活躍や、ネブラスカ大の現状を備忘録的に。