爆発力抜群のシューター、ジャブリ・アブドゥル-ラヒムはバージニア大へ
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アブドゥル-ラヒムが進学先として選んだのは、2019年NCAAトーナメントの覇者であるバージニア大。スター揃いのチームではないが、確実な育成力で多くのプレーヤーをNBAに送り込んでいる。
One and doneでNBAに挑戦できる位置に付けてはいないが、数年後にはドラフト候補に成長しているだろう。
今季注目のフレッシュマンについてはこちらも是非。
プロフィール
ハイライト
高校屈指のスコアラー
高校入学時点では学年トップの選手との声も聞かれたが、中々開花しないままでいたが、昨夏のAAUでブレーク。Nike主催のEYBLで平均25.2得点を記録し、スコアラーとして開花した。FG成功率は39.8%、1試合平均9本の3PTを放ち成功率は30.8%と効率には改善の余地があるが、FT成功率は75.8%でそこそこの数字を残しているので、成長が期待出来る。1試合平均8本とリバウンドにも強い。
カレッジ、NBAでは3&Dタイプとなるであろう選手だが、プロレベルでは身体的には平凡。スキルセットとクイックな選手へのディフェンスを伸ばし、SG寄りでプレー出来る様になれば、プロへの道のりは更に現実的に。
インサイドプレーヤーだった父と比較すると1回り小さいが、もし父と同じ水準のサイズに成長すれば、NBAドラフトで1巡目指名を受ける可能性が出てくるだろう。
バージニア大では1年目から活躍の期待
NCAAトーナメントを制した2019年の主力の多くはNBAに去ったが、昨季もNCAAでNo1のレーティングを誇る鉄壁のディフェンスを武器に、スター不在ながら強豪のACCでカンファレンス2位タイに食い込んだバージニア大。昨季のリーディングスコアラーTOP3の内、ママドゥ・ディアキテとブラクストン・キーの2人は卒業するが、チームの絶対的司令塔に成長したキーヘイ・クラークは健在。インサイドの要、ジェイ・ハフもアーリーエントリーを表明してはいるが、撤退しカレッジに戻る可能性はまだ残されている。
バージニア大は個々のタレントで勝負するチームでは無いので、今季も大きく戦力を落とすことはないだろう。
バージニア大はフレッシュマンの活躍に頼るチームでは無いが、アブドゥル-ラヒムには即戦力としてアウトサイドからの得点力での貢献に期待が掛かる。2018-2019シーズンにはNCAAディビジョン1全体でオフェンスレーティングで4位に食い込んだオフェンス効率の高いバージニア大は、アブドゥル-ラヒムの成長という観点でも適した環境。
バージニア大でアウトサイドシュートの精度とディフェンスに磨きをかける事が出来れば、アブドゥル-ラヒムは数年後にはドラフト候補へと進化を遂げているはずだ。