高校屈指のエリートガード、ジェイレン・サッグスがゴンザガ大へ

ミネソタ州のミネハハアカデミーのジェイレン・サッグス。

アメリカンフットボールのQBとしても有望な選手と評価されたサッグスは、下級生の頃から世代別USA代表に召集されてきた学年屈指のエリートプレーヤーです。

U16アメリカ選手権、U17・U19ワールドカップと3つの大会でUSA代表としてプレーし、3大会全てで優勝を経験。

高校バスケを代表するガードであるサッグスは八村塁の母校でもあるゴンザガ大に進学を予定しています。

今季カレッジに進学する有望フレッシュマンについてはこちらも是非。



プロフィール

氏名ジェイレン・サッグス
カレッジゴンザガ大
生年月日2001年6月3日
ESPN
ランキング
5位(2020)
ポジションPG
出身校ミネハハアカデミー
(ミネソタ州)
主な個人賞
マクドナルドオールアメリカン(2020)
ジョーダンブランドクラシック(2020)
フープサミット(2020)
特記事項
フットボールでもQBとしてディビジョン1のカレッジからオファーを受けるレベル。
又従兄弟のテレル・サッグスはNFLプレーヤー。
U17、U19ワールドカップで世界制覇を経験。
長所・視野の広さと正確なパッシングの技術
・抜群のクイックネス
・タフなオンボールディフェンス
懸念事項・アウトサイドシュートの精度

ハイライト

二刀流のエリートアスリート

ミネハハアカデミーのジェイレン・サッグス。

バスケットボール以外でも、アメリカンフットボールのQBとしても有望選手と評価され、ミネソタ州史上初となる、州のMrバスケットボール賞とMrフットボール賞を同時受賞しているプレーヤーです。

バスケットボールでは、下級生の頃から世代別USA代表に選出され、2018年のU17ワールドカップ、2019年のU19ワールドカップで2度の世界制覇を経験しています。

傑出した運動能力を武器に、攻守で貢献出来る2wayプレーヤーとして、その名を馳せてきました。

学年を代表する司令塔に成長

下級生の頃から高い評価を受けてきたサッグズ。運動能力を武器にしたアスレティックなプレーヤーとして知られてきましたが、最上級生のシーズンには学年を代表する司令塔に。

ESPNでも放映されたシーズンの大一番、対シエラキャニオンスクール戦では、全米屈指のタレント校を相手に23得点12リバウンド6アシスト6スティールで大車輪の活躍。

広い視野から繰り出される高精度のパスでゲームを支配し、単にアスレティックなプレーヤーでなく、優れたリーダーシップとゲームコントロールを証明して見せました。アメリカンフットボールのQBらしく、距離感の判断に優れる奥行きのあるパスで、カレッジでも多くの速攻を演出してくれることでしょう。

近年リクルートに強さを見せるゴンザガ大

高校卒業後はゴンザガ大へ。日本では八村塁の出身校として知られます。

近年は米国外からの選手を含め、リクルートに強さを見せ、続々と良いプレーヤーの獲得に成功していますが、マクドナルドオールアメリカンの入学は八村と同級生だったザック・コリンズ以来です。

今年はサッグスだけでなく、プエルトリコ代表としてU19ワールドカップに出場し、大会2位の平均22得点を獲得したジュリアン・ストローザーや、アスレティックなコンボガードのドミニク・ハリスが入学。

現在NBAドラフトへのアーリーエントリーを表明している選手達がエントリーを撤回し、今年もゴンザガ大に残留すれば、Final4進出の有力候補と呼べるタレントが揃います。

NCAA屈指の選手層を誇るチームで、圧倒的なスタッツを残す事は容易ではありませんが、フロアリーダーとしてチームを勝利に導く事が出来れば、ドラフト上位指名が見えてくるでしょう。