世代屈指のダンカー、テキサス大のグレッグ・ブラウン
NBAのシーズンもLALの優勝で幕を閉じましたので、カレッジシーズン開幕に向けて気分が高まります。
今回は、今年テキサス大に入学したグレッグ・ブラウンを。
下級生の頃から世代別USA代表候補合宿に召集されてきたエリートで、この学年屈指のダンカーとしても知られます。突出した跳躍力を駆使し、ハイジャンパーとして陸上部で活躍したこともある様です。(走高跳の自己ベストは6フィート4インチ=193.04cmとのこと)
今季のテキサス大は昨季の主力が残留。実力派のバックコートが揃い、ブラウンがその能力を発揮する環境が整っています。
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並外れた跳躍力を誇るフィニッシャー
近年、毎年の様に能力系のビッグマンを輩出しているテキサス大。今年も学年屈指のフィニッシャーであるグレッグ・ブラウンが加入しました。
ウイングとしてもセンスを見せる現代的なコンボフォワードのブラウンですが、現時点での彼の最大の売りは並外れた跳躍力によるフィニッシュ能力でしょう。また、クイックネスにも優れ、ガードやウイングプレーヤーをディフェンスでカバーすることも出来るでしょう。
インサイドプレーヤーとしてはサイズとパワー不足は否めませんが、彼のサイズ、跳躍力、クイックネスはディフェンスにおいて魅力的。特にペースの速い昨今のNBAでは、彼の運動能力は大きなアドバンテージとなるでしょう。(最近のNBAでは指高やウイングスパン不足のマーキス・クリスが活躍している様なので、ブラウンも十分やれるのではと。)
コンボフォワードタイプのプレーヤーですが、ハンドリング、シューティングは発展途上。3PTが安定すれば、より使い勝手の良いプレーヤーとなりそうです。
近年でベストのメンバーが揃うテキサス大
2015年に現ヘッドコーチのシャカ・スマートが就任して以降、通算成績90勝78敗とイマイチ波に乗れていないテキサス大ですが、今季は近年で最高のメンバーが揃います。
昨季のチームのスコアリング/アシストリーダーとなった司令塔のマット・コールマン、3PT成功率38.3%を記録したシューターのアンドリュー・ジョーンズ、9.7得点8.2リバウンドを残したビッグマンのジェリコ・シムズと昨季の主力が全て残留。
充実したメンバーが揃い、ブラウンに多くを求める必要がなく、彼の長所であるトランジションでのフィニッシャーやクイックネスを駆使したカバーディフェンスに集中することが出来るはず。
実力派の上級生が揃う中、ブラウンに傑出したスタッツを望むことは難しいですが、SNSを騒がせる様な記憶に残るハイライトプレーへの期待が高まります。
正直当初は能力系で粗削りかつサイズも微妙な彼はどうなのだろうと感じていたのだけれど、ディフェンスでガードもカバー出来るクイックネスは現代的なビッグマンとしては相当魅力的なのだろうなと。
カレッジで数字を残す事が出来なくともNBAからの需要は高いプレーヤーとなるでしょう。
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