アメリカ高校バスケ界に広がる新ブーム”Jelly(ジェリー)”。

Jelly(ジェリー)という単語とそれに添えられたブドウの絵文字が新たなブームとしてアメリカ高校バスケ界を席巻中。

このブームの火付け役はNYの高校生PG、アイザイア・ワシントン。Class of 2017のワシントンは昨夏のUnder Armour主催の高校生オールスターゲーム、Elite24で学年トップ選手のトレボン・デュバルと互角以上の1対1を披露し、その名を世界中に知られる様になった選手。

ワシントンが自身のシグネチャームーブとして作ったレイアップがJelly。そしてワシントンと共にJellyを繰り出す仲間達、Jelly Famは物凄い勢いで全米中に拡散しています。

Jellyとは?



Jellyとはワシントンが作ったシグネチャームーブ。一言で言ってしまえば足を広げて放つフィンガロールのことだ。

マイケル・ジョーダンの足を大きく開いたダンクを見た幼少期のワシントンだったが、当時のワシントンにはダンクが出来ず。ワシントンはジョーダンのダンクを真似し、足を広げてフィンガロールを打っていたそうだ。

小学生の頃ワシントン達がバスケットの練習をしていると、決まって練習を見に来る男性がいたそう。その男性は誰かがレイアップに行くたびにJellyと叫んでおり、当時ダンクの出来なかったワシントン達に、Jellyの響きはダンクを決めることと同様の高揚感を与えてくれた様です。

Jelly Famの誕生


ワシントンが8年生(日本の中学2年生)の頃、友人のジャクワイン・ジェームズとヒップホップデュオの様なバスケットボールのグループを作ろうと考え、グループの名称として選んだのが子供の頃に聞いた響きJellyだった。

彼らは自身をJelly Famと呼び、インスタグラムやSNSのアカウントを作成。Jelly Famはソーシャルネットワークの波に乗り瞬く間にNY中に拡散され、今では全米中でブームに。

現在では全米中にトップレベルの選手達もJelly Famの一員。ちなみに、Jelly Famに入るためには1試合で3回以上のJellyを成功させ動画に収めるか、Jelly Famのメンバー立ち合いの下で1試合3回以上のJellyを成功させることが必要とのこと。

ちなみに私的推しメンのJelly Famメンバーは上の動画に出ているジャボン・クイナリー。学年を代表するPGで、今のバスケ界で最もセクシーなレイアップを見せてくれるプレーヤーだろう。

Jellyのブームはカレッジへ

ワシントンは今年ミネソタ大に進学予定。ミネソタ大のヘッドコーチであるピティーノ氏が育てたベストプレーヤーになりたいと意気込んでいる。ワシントンだけでなく、Jellyブーム世代がこれから続々と大学に入学していく。

中学生だったワシントンが友人と始め、今やアメリカ高校バスケ界を席巻する一大ムーブメントに成長したJelly。ワシントンは大学バスケ界にもJelly旋風を巻き起こしてくれるかもしれない。

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