プレシーズンでのNCAAトーナメント制覇有力候補アリゾナ大。


ケンタッキー大、デューク大に迫る好リクルートを続けるアリゾナ大。
リクルートは素晴らしいものの、2001年以来Final4からは遠ざかっています。
昨季もPac-12のカンファレンストーナメントを制し、第2シードでNCAAトーナメントに進みましたがSWEET16止まりに終わりました。

今季のアリゾナ大もリクルートが絶好調。
高校NO1ビッグマンのディアンドレ・エイトンに加え、ブランドン・ランドルフ、アイラ・リー等ポテンシャルの高いフレッシュマンの獲得に成功。

昨季の主力だったアロンゾ・トリアー、ラウル・アルキンスがNBAドラフトから撤退しチームに残留。
フレッシュマンと上級生のバランスも良く、今季は2001年以来のFinal4進出へ期待がかかります。



予想主力選手



※赤字の選手はフレッシュマン

昨季から残るキープレイヤー

昨季の平均得点チーム上位4名の内上位3名が残留。
平均アシストでも昨季のチーム上位4名の内3名が残留し、昨季からの戦力を今季も確保しています。
トリアー、アルキンスの2名はドラフトにエントリーしていれば指名が有力視されたレベルの選手。
両者共にスコアリングだけでなくリバウンド・アシストとオールラウンドに貢献できるタイプでカレッジ屈指の実力派ウイングです。

キーフレッシュマン

ディアンドレ・エイトン

ポジション:C
身長(靴込):212.7cm
体重:110.2kg
ウイングスパン:227.3cm


複数の有力フレッシュマンを獲得したアリゾナ大の中でも最大の注目株がディアンドレ・エイトン。
正統派センターの体格に高い身体能力と素晴らしいシューティングタッチを備えた次世代型インサイドプレーヤー。

昨年のフレッシュマンのラウリ・マルカネンが活躍したアリゾナ大ですが、インサイドでの支配力は攻守に渡りエイトンが上。
昨季は1試合の平均リバウンド数がNCAAディビジョン1で121位とそこそこの数字でしたが、エイトンの加入でリバウンド数の向上は間違いないでしょう。

シーズン展望

昨季からの主力にスーパーフレッシュマンのエイトンを加え、昨季以上の躍進が期待されます。
アリゾナ大の強みは昨季1試合平均失点でディビジョン1内39位となったディフェンス力。
昨季からの継続メンバーも多く、インサイドにエイトンを迎えた今季は昨年以上に強力なディフェンスを披露してくれるでしょう。

スターティング5は全ポジションに平均2桁得点を取れる選手が並び、フレッシュマン主体のベンチメンバーも短い時間であれば仕事をするだけの力を十分に備えています。
弱点と言えるポジションはPG。
スターティングガードはシニアのジャクソン‐カートライトが務めますがベンチ層が手薄。
ベンチにはフレッシュマンのアレックス・バルセロが控えますが、カレッジでどこまで通用するかは未知数です。
PG陣がタレント豊富なチームをきっちりコントロール出来れば自ずと良い結果が出てくるでしょう。
多彩なウイングのアルキンスがどこまでフォロー出来るかという点も今季を占う上で大きなポイントとなりそうです。

昨季の主力が残り今年こそFinal4進出が期待されるアリゾナ大。
しかし、ガードの層の薄さは大きなネックとなりそう。
経験・ポテンシャル共にNCAA屈指のチームですが、今季はElite8と予想します。


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