class of 2024の高校No1プレーヤー、クーパー・フラッグ
2024年に高校を卒業する学年、class of 2024。
平均9.3得点10.0リバウンドに加え、2.4スティール2.9ブロックを記録し大会のベスト5に選出されている。
class of 2024の男子高校生プレーヤーとして絶対的なNo1プレーヤーと評価されるのが、モントバードアカデミーのウイングプレーヤー、クーパー・フラッグ。
所属校のモントバードアカデミーをシーズン成績33勝0敗の無敗のまま実質的な全米No1決定戦のChipotleナショナルズ制覇に導き、高校バスケキャリアにおいて有終の美を飾った。
ちなみに僕はフラッグのオールラウンドなプレーから、勝手に彼のことを"Z世代のキリレンコ"と呼んでいる。
クーパー・フラッグ
所属:モントバードアカデミー(フロリダ州)進学予定:デューク大
学年:シニア(class of 2024)
生年月日:2006年12月21日
ポジション:SF
身長:205.7cm
主な受賞歴:USA Basketball Male Athlete of the Year (2022)/Naismith Prep Player of the Year (2024)/Gatorade National Player of the Year (2024)
生年月日:2006年12月21日
ポジション:SF
身長:205.7cm
主な受賞歴:USA Basketball Male Athlete of the Year (2022)/Naismith Prep Player of the Year (2024)/Gatorade National Player of the Year (2024)
長所
- オンボール/オフボール、ポジションを問わない優れたディフェンダー
- 勝利の為の献身的なチームプレー
- 常に強度の高いプレーを続ける"Intensity"
- 成長を続けるオールラウンドなオフェンススキル
ハイライト
パーフェクトシーズンで高校ラストシーズンを締めくくる
フロリダの名門、モントバードアカデミーに所属するクーパー・フラッグ。
2022年には当時15歳ながらU17USA代表に選出され、U17Wカップに出場。
今季のモントバードアカデミーには、デリク・クイーン、エイサ・ニューエル、リアム・マクニ―リー、ロバート・ライト、カーティス・ギブンズとフラッグの他にも高校トップレベルのプレーヤーが揃い、33試合中1桁得点差の試合は3試合のみと圧倒的な強さを見せた。
全米大会の無いアメリカ高校バスケにおいて、実質的な全米No1決定戦と言えるChipotleナショナルズでも3試合全てで2桁得点差を付け、33勝0敗のパーフェクトシーズンで高校バスケキャリアの有終の美を飾った。
個人としても高校最優秀選手賞であるネイスミス賞、ゲータレード賞を受賞し、高校No1プレーヤーの地位を確固たるものとした。
オールラウンドで献身的なチームプレーヤー
ゲータレード賞の受賞ページによれば、今季のフラッグのスタッツは平均16.1得点7.6リバウンド3.9アシスト2.7ブロック。チームメイトにスターが揃うが故に、得点の数字はそこまで目立ったものではない。
SNSで流れてくるハイライトだけを見ると、怪物スコアラーの様なイメージを持つかもしれないが、フラッグが学年No1プレーヤーと評されるのは、攻守に完成度の高いオールラウンドなプレーと、勝利を最優先する献身性の高さ故だ。
フラッグは長いウイングスパン、高い身体能力を駆使し、執拗なオンボールディフェンス、広いエリアをカバーするオフボールディフェンスで1試合を通して対戦チームにプレッシャーを掛け続けた。
発展途上のオフェンススキルも、モントバードアカデミー転入後に着実な成長を見せている。
アウトサイドシュートやハンドリングは目に見えて向上。パスセンスも高く、セカンドハンドラーとしての資質も伺わせる。
長いストライドのドライブから高い打点で放たれ、ステップも多彩なミッドレンジプルアップジャンパーは高校レベルではアンストッパブルなレベルにある。
個人としても高校最優秀選手賞であるネイスミス賞、ゲータレード賞を受賞し、高校No1プレーヤーの地位を確固たるものとした。
高いスキルを有しながらルーズボールやリバウンドに懸命に飛び込む献身的なチームプレーヤーでもあり、これ程までに勝利に貢献の出来る高校生プレーヤーは稀有だ。
高校卒業後はデューク大へ
今年高校を卒業するフラッグは、近年多くのプレーヤーをNBAに輩出する"NBA予備校"、デューク大に進学。
デューク大では今季の司令塔タイリース・プロクターが来季も残留。2年目の飛躍が期待されるケイレブ・フォスターも残り、バックコートには全米屈指のタレントが残る。
その一方、インサイドのエースとして君臨したカイル・フィリポウスキーはNBAドラフトにアーリーエントリーを表明し、オールラウンダーのマーク・ミッチェルもミズーリ大に転校。ベンチから光るプレーを見せ、モントバードの先輩でもあったショーン・スチュワートもトランスファーポータル入り。
フラッグの同期として、計り知れないポテンシャルを見せるビッグマンのカマン・マルアチ、スムースなプレーが魅力のウイングプレーヤーであるアイザイア・エバンスと高校トップレベルのプレーヤーが入学するが、フロントコートが手薄な事は否めなず、フラッグには高校時代同様に八面六臂の活躍を期待したい。
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