カリフォルニアNo1プレーヤー、ペイトン・ワトソンはUCLAへ

今年高校の最上級生となるclass of 2021のウイング、ペイトン・ワトソン。

レベルの高いカリフォルニア州の中でもNo1プレーヤーと高い評価を受けるワトソンが進学先を公表しました。

アリゾナ大、ゴンザガ大、ミシガン大、オレゴン大、USC、ワシントン大と進学先候補にズラリと強豪校が並ぶ中、彼が進路に選んだのは地元カリフォルニアのUCLAでした。


ペイトン・ワトソン

学年:class of 2021
所属校:ロングビーチポリテクニックハイスクール(カリフォルニア州)
ESPNランキング:25位(class of 2021)
ポジション:SF/SG

ハイライト

カリフォルニアNo1の正統派ウイング

UCLAへのコミットを公表したペイトン・ワトソン

NBA水準のサイズ、長いウイングスパン、高い運動能力に恵まれたウイングプレーヤー。シエラキャニオンスクールやマターデイスクールなど、全米レベルの強豪校がひしめくカリフォルニア州の中でも、個人としてはNo1プレーヤーの評価を得ています。

ケビン・デュラントも観戦に訪れた昨季の対メイフェアハイスクール戦では、ジョッシュ・クリストファー、ディオール・ジョンソンと全米トップレベルのプレーヤー2人を擁するチームを相手に30得点8リバウンド5アシスト5ブロックを記録し、モンスター級の活躍を見せました。

既に高いレベルでまとまっているプレーヤーですが、華奢なフィジカル、アウトサイドシュートと明確な改善事項があり、伸びしろも大きく残されています。

強豪UCLAの復権なるか?

NCAA歴代最多11度の全米制覇を達成し、全盛期にはNCAAトーナメント7連覇も達成したUCLA。

NCAA屈指の強豪として日本でも広く知られるUCLAですが、2008年以降はNCAAトーナメントのElite8以上からは遠ざかっており、2019年にはNCAAトーナメント出場も逃しています。

昨季からはシンシナティ大をNCAAトーナメント常連に育て上げたミック・クローニンがヘッドコーチに就任。

UCLAへの入学を予定していたダイシェン・ニックスがGリーグ入りを表明し、高いポテンシャルを誇ったシャリーフ・オニールもLSUへ転校と残念なニュースが続きましたが、地元カリフォルニア出身者を中心に、個々では良いタレントが揃っており、クローニンの手腕が問われます。

ワトソンはone and doneの可能性も十分に考えられますが、複数年カレッジに在籍し、UCLAの中心プレーヤーとして強豪復権への貢献を期待しています。

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