2023年にレブロンとブロニーの共演は実現するのだろうか?

最近話題のトピック。

レブロン・ジェームズが、彼の息子ブロニー・ジェームズが高校を卒業する2023年まで契約を延長した事で、その後はブロニーと共にプレーする事を目論んでいるのでは?という話。
 
先に僕の見解を書くと、僕は2023年にNBAでの親子共演の実現は難しいと思っています。 

その理由をブロニーのプレーヤーとしての話と、NBAのドラフトルールの話から。

 優秀なロールプレーヤー、ブロニー 


レブロン・ジェームズの長男、ブロニー・ジェームズ。 

2023年に高校を卒業するclass of 2023に属する彼は、ESPNランキングで学年25位に入るコンボガード。将来的にNBA入りを果たす可能性は十分に考えられます。 

ブロニーが学年25位と言う高い評価を得ているのは、全米有数のタレントを誇るシエラキャニオンスクールで、フレッシュマンながら控えプレーヤーとして貢献度の高いプレーを見せていたからでしょう。 

ブロニーはアウトサイドシュートに優れたコンボガードで、全てのプレーでコートを支配する父とは異なり、堅実なプレーが魅力のロールプレーヤータイプ。ハイライトの印象と、実際のコートでの彼は大きく異なります。 

ソフォモアとなった今季も、エースガードのアマリ・ベイリーの隣でサポーティングキャストに。オフェンスのオプションとしては、チームで3-4番手というところでしょうか。ESPNで放送された先日の対Air Nado戦では3本の3PTを沈め、9得点を記録しています。 

ブロニーから1学年上のベイリーは、ESPNランキングで学年3位にランクされる、高校バスケ界屈指のガード。ベイリーが健在の間、ブロニーがチームの主役の座をベイリーから奪い取る姿は想像し難いのが正直な所です。

現在公称6フィート2インチ(188cm)の身長が急激に伸びれば、一気に化ける可能性も。ここ数年、少しずつ身長は伸ばしている様ですが、それがどこまで伸びるかは誰にも分からず...。

誤解の無い様に書いておきますが、現時点でもブロニーは素晴らしいプレーヤーです。しかしながら、父レブロンの様に高卒でNBA入りをするプレーヤーは限られたほんの一握りの存在。ブロニーのプレースタイルから見ても、過度な期待をするのはどうなのだろうと。

勿論まだ16歳のプレーヤーですので、飛躍的な成長を遂げる事も十分に考えられますが、高卒ドラフトが解禁されたとしても、カレッジで数年プレーするのではないでしょうか。 

ドラフトルールの改正は進んでいるのだろうか?

現行のドラフトルールでは、アメリカのプレーヤーは下記の2つの条件を満たさなければNBAドラフトにアーリーエントリーが出来ません。 

・ドラフトのカレンダーイヤー(1月~12月)に19歳以上である事 
・高校卒業後1年が経過している事 

近い将来、NBAがドラフトのレギュレーションを改正し、高卒アーリーエントリーが可能になるのでは?というのは、ここ数年ずっと囁かれている噂。

でも、最近この話の進展がパッタリ出てこない。 この記事によれば、どうやら選手会とリーグの話も折り合いが付いていない様。(勿論あくまで一説に過ぎないという事は重々承知) 

また、Gリーグも高卒プレーヤーの育成を目的とした新しいプログラムを始めています。

高卒プレーヤー達は、NBAでの経験豊富なベテランコーチ陣の指導を受け、NBAチームからは独立したGリーグチームで年間10試合程度をプレーし、翌年のNBA入りを目指します。しかも、給与や住居の手配、大学の奨学金といった手厚いサポートを受けながら。

このプログラムは現行ルールの改善策でもあり、今年はジェイレン・グリーン、ジョナサン・クミンガ等、高校トップレベルのプレーヤー達がそのプログラムに。 

この状況を考えると、数年の間にNBAがドラフトルールを変更することは考えにくいのでは、と僕は考えています。 

現状では2023年のNBA親子共演の実現は難しい 

以上の2点から、僕は2023年のレブロン親子のNBAでの共演の実現は難しいと考えています。 

現在ブロニーはESPNランキングで25位ですが、過去5年でESPNランキングが同レンジ(20位~30位)で高校卒業の1年後にドラフトを受けNBA入りしているプレーヤーは下記の通り。

ドラフト年氏名ESPNランキング
2016デヨンタ・デイビス22位
2016マリク・ビーズリー28位
2018トレー・ヤング23位
2019コービー・ホワイト23位
2019タイラー・ヒーロー30位
2020オニエカ・オコング20位
2020ラメロ・ボール21位
2020パトリック・ウィリアムス28位

活躍しているプレーヤーもいるし、2020年ドラフトではこのレンジから3人もドラフト指名、しかも上位指名を受けているけれど、高校卒業後1年でNBA入りするのは、ESPNランキング10位以内のプレーヤーが主流です。

勿論、僕の知らない情報は山ほどあるし、予想が外れる可能性は十分にあるので、2023年にレブロン親子が揃ってNBAのコートに立っている可能性を完全に否定することは出来ませんが。 

レブロンの契約更新により、この件は話題になっているけれど、プレーヤーとしてのブロニーや、ドラフト制度改定について触れているのを目にしなかったので、こんなネタを書いてみました。

勿論、夢のある妄想は楽しいのは重々承知だけれど、この件の取り上げられ方は、ブロニーを"レブロンの息子"としか見ていない様であんまり好きでは無かったかな。

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