デニス・スミスjr,CP3 Elite Campで復活をアピール。

(usatodayhss.com)

UCLAに進学するロンゾ・ボール、ケンタッキー大に進学するディアーロン・フォックス、マリック・モンク、デューク大に進学するフランク・ジャクソンなど優秀なガードが揃うclass of 2016。
ノースカロライナ州立大に進学するデニス・スミスJrは11年生(日本の高校2年)までその中でもNO1の評価を受けていたガードでした。

しかし、2015年の夏に前十字靭帯を断裂し、最上級生として迎えるはずだったシーズンを全休。
それでもESPNランキングでの五つ星の高評価は変わらず。
先日全米トップクラスの高校生ガードとカレッジのガードを集めて開催されたCP3 Elite Campでも突出した活躍を見せ、復活をアピールしています。


デニス・スミスjr

ポジション:PG
身長(裸足):184.2cm
体重:79.4kg
ウイングスパン:190.5cm
スタンディングリーチ:246.4cm
※2014アメリカ代表候補キャンプでの計測値

長所

・爆発的な身体能力
・卓越したボールハンドリングスキル
・PGとしては強靭な肉体を持つ
・広い視野とパッシングスキル

短所

・判断力に向上の余地あり(シュートを優先する傾向が強い)
・アウトサイドのシュートはまだまだ。




良い意味で典型的な能力系のガード。
爆発的な身体能力を持ちハンドリングスキルが高く、身体の強さもあるためドライブはアンストッパブル。
加えてポイントガードとしての視野も広く、アシストにも非凡なセンスを見せます。
2015年には各州の高校最優秀選手に贈られるGatorade Basketball Player of the Yearのノースカロライナ州の受賞選手にも選出されています。

能力・スキル共に申し分なく、健康状態さえ万全であればカレッジでの活躍はほぼ間違いないでしょう。
膝の健康状態さえ良ければチーム事情を見ても、スター選手の少ないノースカロライナ州立大ではかなりの活躍が期待できる選手です。
一方で怪我を再発させたり逆の膝も故障してしまえば、選手生命が危ぶまれる可能性も否定できません。

ジュニアシーズンのハイライトを見れば、NBAのエリートPG達の高校時代のハイライトに全く引けを取らないインパクトがあり、健康状態さえ問題なければカレッジもone and doneでNBAへのアーリーエントリーが濃厚。
チーム事情を加味すれば、class of 2016のガード陣で最も顕著な活躍を見せてくれるのはスミスかUCLAのロンゾ・ボールになるでしょう。

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