2017年10月:class of 2019のESPNランキングTOP10


class of 2018に続いて今回はclass of 2019をまとめます。
class of 2019は今年からジュニア(日本の高2)になる選手達。
昨季までは下級生だったこともあり、上位にもまだまだ粗削りな素材型の選手が並びます。

学年NO1選手だったR.J・バレットが学年変更をしたことで、ちょっと地味目な学年ですが、素材型の覚醒次第ではタレント揃いの学年になる可能性も。
上級生となる今季、大きな飛躍を見せてくれるでしょう。



10位:トレンドン・ワトフォード

ポジション:SF
進学先:未定
生年月日:2000年11月9日


10位にランクインしたのはオールラウンドなウイング、トレンドン・ワトフォード。
NBAでもウイングでプレー出来る恵まれたサイズと長いウイングスパンを持つ選手。
飛びぬけて秀でた何かがあるタイプではありませんが、大きな穴の無いエリートプレーヤーです。
スキルの高い選手なので、身体能力が伸びてくれば、一気にブレイクしそうな予感がします。

9位:D.J・ジェフリーズ

ポジション:SF
進学先:未定
生年月日:1999年12月28日


アスリートタイプのD.J・ジェフリーズが9位にランクイン。
技術は粗削りですが、身体能力は素晴らしく、ジェイレン・ブラウンタイプになるのでは。
今年中に18歳になる選手で身体的な成長は止まりそう。
ハンドリングとアウトサイトシュートの向上に期待です。

8位:スコッティ・ルイス

ポジション:SG
進学先:未定
生年月日:2000年3月12日


8位には爆発的な跳躍力を持ち、高校バスケ界屈指のダンカーとして知られるスコッティー・ルイスがランクイン。
ケンタッキー大、カンザス大、ノースカロライナ大など、既に多くのカレッジ強豪校からリクルートを受ける将来性の高い選手です。
身体の線はまだまだ細く、そろそろ身体的にもビルドアップをしていきたい所。
ウイングスパンも長く、NBAでもスター選手になれる素質を持つ選手です。

7位:ラメロ・ボール

ポジション:PG
進学先:UCLA
生年月日:2001年8月22日


ボール3兄弟の末っ子で、高校バスケ界で最も有名な選手、ラメロ・ボールが7位。
高校バスケからの撤退済で、次のランキング更新ではTOP10から外れているでしょう。
バレットの学年変更で、この学年で最も実績のあるプレーヤーは間違いなくこのラメロ・ボール。
身体能力も成長期を迎え、今ではウインドミルを軽々成功させる程に。
次に彼が高校生相手の公式戦でプレーするのは来年春のAAUの予定です。

6位:コール・アンソニー

ポジション:PG
進学先:未定
生年月日:2000年5月15日


6位にランクインしたのは、元NBAプレーヤーのグレッグ・アンソニーを父に持つコール・アンソニー。
高い身体能力とキレの良いハンドリングを武器に、1対1では無類の強さを誇ります。
ランキング上位には素材型の選手が多い中、完成度が非常に高く、既に高校トップレベルの実力を備えています。
ラメロ・ボールが高校バスケを去った今、学年NO1ガードはこのコール・アンソニー以外に考えられません。

5位:マシュー・ハート

ポジション:PF
進学先:未定
生年月日:2000年4月20日


高いスキルを持つPFのマシュー・ハートが5位にランクイン。
身体は細いものの、フィジカルコンタクトにも強く、献身的にリバウンドにも飛び込む貢献度の高い選手。
パス、ハンドリング、アウトサイドシュートの全てで高校生のインサイドプレーヤーとしては高い技術を備えています。
バスケットボールIQの高さでも高い評価を得ています。

4位:チョル・マリアル

ポジション:C
進学先:未定
生年月日:1999年11月1日


リーチの高さだけならNBAでもトップクラスのチョル・マリアルが4位にランクイン。
驚異的な高さとサイズに似つかわしくない機動力の高さを持ち、将来性の高さは学年でもトップクラス。
技術面では全てにおいて向上が必要な選手でもあります。
今年からはフロリダの強豪校IMGアカデミーに転校。
残りの高校生活2年の中で才能が開花するかどうかに注目が集まります。

3位:チャールズ・バッシー

ポジション:PF
進学先:未定
生年月日:2000年10月28日


ナイジェリア出身のビッグマン、チャールズ・バッシーがTOP3入り。
私的にはこのバッシーを学年NO1プレーヤーに推しています。
素晴らしいウイングスパンと高い機動力を持つ現代的なビッグマン。
ハンドリングやシューティングにも非凡なセンスを持ちます。
今夏のPangos All American Campでも、並みいる高校トップ選手の中からコール・アンソニーと共にMVPを受賞。
既に高い評価を得ていますが、今年更なるブレークが期待される選手です。

2位:ヴァーノン・カーリーJr

ポジション:PF
進学先:未定
生年月日:20001年2月25日


2位にランクインしたのは、今年のU16アメリカ大陸選手権でMVPを獲得したヴァーノン・カーリーJr。
元NFLプレーヤーの父を持ち、抜群のパワーと柔らかいシュートタッチを武器にインサイドを制圧します。
昨季まで同チームでプレーしていたセルビア出身の5つ星7フッター、バルサ・コプリビチャが転校でチームを去り、1人でインサイドを担う今季は、カーリーにとって飛躍のシーズンとなるでしょう。

1位:ジェームス・ワイズマン

ポジション:PF
進学先:未定
生年月日:2001年3月31日


栄えある1位に輝いたのはU16アメリカ代表メンバーにも選出されたジェームス・ワイズマン。
サイズ良し、ウイングスパン良し、機動力良し、シュートタッチ良しと現代バスケの中でスタープレーヤーになる素質を持ち合わせた将来性の高い選手。
今季から全米屈指の強豪校でアンフェニー・ハーダウェイがコーチを務めるMemphis East High Schoolに転校。
全米トップレベルのチームで確固たる地位を確立すれば、学年トップの座も不動のものとなるでしょう。

今季から上級生となるこの学年。
今季からはチームでも主力としての活躍が期待され、シーズンの活躍次第では順位は大きく変動するでしょう。
特にTOP3のビッグマンはポテンシャルを評価されての順位なので、今季活躍出来なければ、3人揃って順位を落とす可能性も。
TOP10外から一気に駆け上がってくる選手の存在もとても楽しみです。

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