ダイナミックなコンボガード、RJ・ハンプトン

 今年のドラフト1巡目指名候補のRJ・ハンプトン

高校時代は世代別USA代表メンバーの常連で2018年のU17ワールドカップメンバーにも選出され、世界制覇を経験しています。

世代屈指のエリートとして注目を集めてきたハンプトンですが、高校卒業後は王道のNCAAディビジョン1への進学ではなく、海外プロへの挑戦を選択。NBLに所属するニュージーランドブレーカーズに入団し、1シーズンを過ごしました。

運動能力に優れ、オールラウンドなスキルを備えるハンプトンのポテンシャルは高く、ラッセル・ウェストブルックにも例えられる大器。

大成した場合の将来性だけを見れば、今年のドラフト候補の中でも上位に入るプレーヤーでしょう。

プロフィール

氏名RJ・ハンプトン
前所属ニュージーランド
ブレーカーズ
生年月日2001年2月7日
ESPN
ランキング
5位(2019)
ポジションPG/SG
出身校リトルエルムハイスクール
(テキサス州)
主な個人賞テキサス州ゲータレード賞(2019)
特記事項class of 2020から2019に学年変更
父はSMUで4年間プレー
長所・爆発的な運動能力
・オールラウンドなオフェンススキル
・PGとしては恵まれたサイズ
懸念事項・アウトサイドシュートの安定感
・スキル全般を磨く必要有り

身体測定結果

RJ・ハンプトンラッセル
ウェストブルック
身長(裸足)190.5cm188.6cm
体重79.8kg87.1kg
体脂肪率--
ウィングスパン200.7cm202.6cm
指高254cm254cm
備考2018USA代表候補
キャンプでの測定
2008年ドラフト
コンバインでの測定

ハイライト

プロ経験を持つ世代屈指のエリート

高校時代から世代を代表するプレーヤーとして世代別USA代表の常連メンバーだったRJ・ハンプトン。(ケイド・カニングハムが頭角を現すまで、私的にはジェイレン・サッグスとハンプトンがclass of 2020を代表するガードでした。)

USA代表メンバーとしてU16アメリカ選手権、U17ワールドカップ優勝を経験。2019年にはテキサス州のゲーターレード賞も受賞しています。また、2020年に高校を卒業予定だったハンプトンは卒業を1年早め、class of 2019に学年変更もしています。

エリート街道を歩んできたハンプトンはNCAAディビジョン1に所属する多くの強豪校からリクルートを受けていましたが、カレッジをスキップしNBLのニュージーランドブレーカーズに入団。

15試合をプレーし平均8.8得点3.9リバウンド2.4アシストを記録し、ポテンシャルの高さを感じさせました。

粗削りだが高いポテンシャルを秘める

上の身体測定結果から分かる様にハンプトンのサイズ感はラッセル・ウェストブルックとほぼ同等。ハンプトンの数字は2018年夏の測定なので、現在は更に大きくなっている可能性が十分にあります。

加えて爆発的な運動能力も備えており、身体的な魅力は今年のドラフト候補の中でもトップクラスと言って差し支えは無いでしょう。長いストライドと抜群のクイックネスから繰り出されるドライブは迫力満点。プロプレーヤー達の中でも際立ったスケールの大きさを感じさせました

一方で技術面はまだまだ粗削り。オールラウンドなスキルを持つプレーヤーではありますが、ハンドリングやプレーの強度をまだまだ発展途上。優れたディフェンシブプレーヤーになる身体的な要素も押さえていますが、ディフェンスのシステムを学ぶ必要があることは否めません。

特にシューティングの安定感は大きな課題。

NBLで残したFG成功率40.7%、3PT成功率29.5%、FT成功率67.9%は安心の出来る数字ではありません。

NBLでのハンプトンの活躍を考える上で、彼の年齢を考慮する必要があるでしょう。

当時まだ18歳だったハンプトンが日々プロの大人たちを相手にプレー。スタッツだけを見ればハンプトンの活躍は際立って見えないかもしれませんが、若くして強度の高いプロリーグを経験している点はNBAへの適応においても大きなプラスとなるでしょう。

ちなみにハンプトンと同様に高卒後にNBL経由でNBA入りをしたテレンス・ファーガソンのNBLでのスタッツは4.6得点1.1リバウンド

同じく昨季NBLでプレーしたラメロ・ボールの活躍によりハンプトンの活躍が薄れていますが、実はハンプトンもNBLで中々の活躍を残しています。

数年スパンでの育成が必要な素材型

前述の通り、僕はハンプトンが今年のドラフト候補の中でも屈指のポテンシャルを有していると同時に育成が必要なプレーヤーだと考えています。

瞬間的な爆発力は高いプレーヤーですが、安定して効率の良いプレーを披露する様になるには2~3年は必要でしょう。

ドラフト指名順位多少下がろうとも、数年スパンで成長を考える余裕のあるチームに指名されるほうがチーム、ハンプトンの双方にとって幸せな結果になる気がしています。

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