NBAドラフト2026:カレッジ屈指の実力派ガード、ラバロン・ファイロンJr

青田買い市場のドラフトでは下級生が高い評価を得る傾向にあるけれど、やはり完成度は学年に連れて上がるもの。

今回はアラバマ大のソフォモアでカレッジ屈指のハンドラー、ラバロン・ファイロンを。

昨季フレッシュマンながらに強豪アラバマ大の主力として活躍したファイロンは、1度はNBAドラフトへのアーリーエントリー表明して撤退。今季はカレッジ屈指のハンドラーへと成長し、1巡目上位指名候補となっている。



ラバロン・ファイロンJr(Labaron Philon Jr)

所属:アラバマ大
学年:ソフォモア
出身:リンクアカデミー(ミズーリ州)
生年月日:2005年11月24日
ポジション:PG/SG

コンバイン測定

裸足身長:189.23
ウイングスパン:198.76
指高:252.73
垂直飛び(助走有):88.90
最高到達点:341.63
レーンアジリティ:11.55
シャトルラン:3.13
スプリント:3.09

スタッツ

MIN:30.9
FG:50.1%
3P:39.9%
FT:84.4%
PTS:22.0
OR:0.6
DR:3.0
REB:3.5
AST:5.0
BLK:0.2
STL:1.2
PF:1.6
TO:2.5

ハイライト

ドラフト指名有力視もカレッジに残留し成長

高校ラストシーズンを高校バスケの新興、リンクアカデミーでプレーし、ESPNランキングで学年32位と高い評価を受けたファイロン。

アラバマ大入学後もマーク・シアーズ等タレント揃いのチームで主力として活躍し、平均10.6得点3.8アシストを記録。シーズン終了後にはNBAドラフトにアーリーエントリーを表明し、ドラフト指名も有力視されたがカレッジ残留を選択した。

ソフォモアとなって迎えた今期はチームの絶対的エースに成長。得点は10.6得点から22.0得点に倍増し、シュート成功率も軒並み数字を伸ばした。

First Team All-SECや3rd Team All Americanにも選出され、名実共にカレッジ屈指のハンドラーとなった。

スコアリング、ゲームメイク共に完成度の高い本格派

1巡目上位候補と目されるファイロンだが、他に上位指名候補に名前の上がるフレッシュマンガードとして比較してもオールランドに完成度の高い本格派ガード。

スコアリングでは爆発的な身体能力こそ無いが、巧みな緩急やフィジカルコンタクトでのスペース作り、精度の高いシュート力で自由自在に得点。ペイントエリア、ミッドレンジ、3PTとどこからでも効率よく得点を重ね、EFG58.5%はファイロンの他に上位指名候補に名前が挙がるハンドラーの、キートン・ワグラー、ダリアス・エイカフJr、マイケル・ブラウンJr、キングストン・フレミングスを凌ぎます。

単にシュート精度が高いだけでは無く、優れたハンドリングと視野の広さ、バスケIQでシューティングに必要なスペースを確保出来ている事が高いシュート効率に繋がっているのでしょう。

ガードながら、今季2桁得点を逃したのは32試合中わずか2試合と抜群の安定感を誇ると同時に、彼のカレッジキャリア最終戦となったNCAAトーナメントでの対ミシガン大戦では35得点とギアを上げた時の爆発力の高さも見せつけた。

バスケIQの高さは勿論ゲームメイクにも発揮され、NCAAトーナメント3試合では平均24.3得点7.0リバウンド7.7アシストとオールラウンドに活躍。快勝した対テキサステック大戦では9得点ながら12アシストと司令塔としての役割を果たしている。

また、ソフォモアのファイロンはスター性が劣ると見られがちだけけれど、カレッジの2年間で大きな成長を見せたファイロンがその歩みを止めるとは考え難く。むしろ成長の実績はプラスとさえ思える。

即戦力ハンドラーとして活躍の期待

今季は大きな成長を見せ、カレッジへの残留という選択が正しかった事を証明したファイロン。

身体能力に頼らない多彩でクレバーなプレーを磨き、NBAでも即戦力として活躍してくれる期待が高い。

今年のファイナルでニューヨークニックスを53年振りのNBA制覇に導いたジェイレン・ブランソンも、ドラフト時はそのサイズと身体能力からロールプレーヤー候補と見られていたが、NBAで着実に成長を重ね、チームをNBAの頂点に牽引した。

ファイロンについても、そのサイズや身体能力故に伸びしろが小さいという事は決してなく、彼もNBAでスターダムを駆け上がるプレーヤーになるかもしれない。


コメント