チェット・ホルムグレンがカンファレンスのDPOYと最優秀新人賞を同時受賞

ゴンザガ大のフレッシュマン、チェット・ホルムグレン。

7フッターの身長と、それに似つかわしくないオールラウンドなスキルを備える希少性の高さから"ユニコーン"とも称され、今季のカレッジを席巻した。

先日、ゴンザガ大の所属するWest Coast Conference(WCC)のレギュラーシーズン終了に伴い、個人賞が発表。

ホルムグレンは最優秀ディフェンス選手賞(DPOY)と最優秀新人賞を同時受賞し、カンファレンスの1stチームにも選出された。

※スタッツは日本時間2022年3月8日時点



プロフィール:チェット・ホルムグレン

所属:ゴンザガ大
生年月日:2002年5月1日
学年:フレッシュマン
ポジション:PF/C
身長:7フィート(213.4cm)
出身校:ミニハハアカデミー(ミネソタ州)
主な個人賞:National high school player of the year (2021)/FIBA Under-19 World Cup MVP (2021)/WCC Defensive Player of the Year (2022)/WCC Newcomer of the Year (2022)/First-team All-WCC (2022)

ハイライト


オールラウンドなプレーでカレッジを席巻

高校最優秀選手賞を総なめにし、2021年夏のU19ワールドカップでもMVPを受賞。鳴り物入りでゴンザガ大に入学したフレッシュマン、チェット・ホルムグレン。

カレッジでもその前評判に違わぬオールラウンドなプレーを見せつけ、オフェンスでは平均14.4得点1.9アシスト。

内外問わずディフェンスをの優位に立ち、FG成功率は61.6%、3PT成功率43.8%と効率良く得点を重ねた。

3PTは試投数は1試合平均3.3本で、7フッターのフレッシュマンでここまで高いアウトサイドシュート精度を有するプレーヤーには中々お目に掛かれない。

ディフェンスでもその高さと機動力を武器に猛威を振るい、平均9.7リバウンド3.6ブロックを記録。

現地3月7日のカンファレンストナーメントでの対サンフランシスコで6ブロックを記録し、ゴンザガ大史上2人目となるシーズン100ブロックを達成した。


2年連続Final4進出に期待

昨季はホルムグレンの小学生時代からのチームメイトだったジェイレン・サッグスの活躍で、NCAAトーナメント決勝に進出したゴンザガ大。

今季もここまで25勝3敗の成績で、APランキングで全米1位にランクされている。

昨季のエース、コーリー・キスパートやサッグスはNBAに旅立ったが、インサイドの柱ドリュー・ティミー、司令塔のアンドリュー・ネムハードは健在。

アイオワステイト大からの転校生ラシール・ボルトン、急成長を見せるソフォモアのジュリアン・ストローザーと選手層は全米屈指の厚さを誇る。

昨季のNCAAトーナメント決勝では、ベイラー大のタフなプレーの前に屈したが、今季は2年連続でのFinal4進出、そして昨季の雪辱を果たす戦力を十分に備えている。

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