フィンランドの新星、ムウリネンがパルチザンへ

ユーロバスケットで平均6.6得点を記録し、フィンランド代表のベスト4進出に貢献した弱冠18歳の新星、ミイカ・ムウリネン。

アメリカのアリゾナコンパスプレップでプレーしていたムウリネンだが、今季は高校に戻らず、ユーロリーグにも参戦するセルビアの名門、パルチザンと3年契約を結んだ事が明らかになった。



25-26シーズンをパルチザンでプレーした後、26-27シーズンはカレッジでプレーし、2027年のドラフトへのエントリーを目指していると報じられている。


ユーロバスケットで一躍世界の注目を集める



フィンランド生まれの18歳、ミイカ・ムウリネン。 登録身長210㎝のサイズと高い身体能力を有し、スケールの大きなプレーを見せる。 

24-25シーズンはアメリカ男子高校バスケの強豪、アリゾナコンパスプレップでプレーし、ESPNによる有望高校生ランキングでは、2026年の高校卒業の学年、class of 2026で全米15位にランクされている。

若干18歳ながら、今夏はフィンランドのフル代表に選出され、ユーロバスケットに出場。8試合に出場し、11.1分、6.6得点と出場時間は限られたが、ダイナミックなプレーで数字以上のインパクトを残し、チームのベスト4進出にも貢献した。

来季はカレッジへの進学を希望

パルチザンとの契約を結んだムウリネンだが、26-27シーズンはカレッジでのプレーを希望し、2027年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを目指していると報じられている。

class of 2026で全米15位と高い評価を受けるムウリネンだが、全米屈指の強豪が揃うEYBL Scholasticでは平均得点でチーム4位にとどまり、同じく2007年生まれのビッグマンであり2026年のNBAドラフトで上位指名が確実視されるキャメロン・ブーザーの様に絶対的な評価を受けるには至っていない。

カレッジ進学を希望しつつ、セルビアのプロチームであるパルチザンに進んだのは、カレッジ入りの前に最高の準備をする為であると推察される。

NILの解禁以降、NCAAのアマチュアリズムは形骸化しており、ヨーロッパでのプロ経験のあるプレーヤーも多数NCAAに進出。

今回ムウリネンが選んだ、アメリカ高校バスケ⇒ヨーロッパのプロ⇒カレッジというルートが成功すれば、もしかしたらアメリカ人プレーヤーからも同じ様なルートを辿るプレーヤーが出てくるかもしれない。

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